『一斉メール配信におけるトラブル対応に合計80時間を費やしたこともあった・・』国内配信特化型のツールに乗り換えでメール配信トラブルの発生を大幅に抑制。

日本アイ・ビー・エム株式会社様
 

利用シーン

  • 地方自治体向けの災害対応ソリューションパッケージのメール配信機能として利用。

導入前の課題

  • 元々利用していた一斉メール配信の仕組みからのメール大量配信が、国内キャリアのスロットリングにより制限がかかり、メールの到達までに時間がかかっていた。

導入の決め手

  • 顧客データの同期を必要としないDBレスのツールであり、シームレスな連携が可能だった。
  • システム連携に特化していることで実現する、最適化された価格設計。

導入効果

  • 一斉メール配信に係るトラブルが激減し、対応のために発生していた工数が大幅に削減された。

ご利用企業様の紹介
日本アイ・ビー・エム株式会社

担当部長 官公庁サービス事業部 ソリューション推進部 大橋将之様
今回は地方公共団体向けに、総合的な災害対応を支援するシステム「IBM災害対応情報システム 」を管掌されている大橋様にお話を伺いました。

ご担当事業について

まずは大橋様のご担当領域についてご説明をお願いいたします。

大橋様

領域としては、システムのコンサルテーション及び販売を担当しています。具体的にはシステム全体の技術を見つつ、自治体様に対してコンサル技術営業的なことも行っています。
私自身が元々SEだったこともあり、今回のブラストエンジンの採用は、私自身がテクニカルな目線でいいツールを選んで決定しました。

ブラストエンジンではどういったメールを送っていますか?

大橋様

災害があった際などに、自治体から住民宛てに一斉配信メールで情報を発信しています。
命に関わる情報を発信している場合もあり、大量のメールを短時間で送り切らなければならないのですが、普段はあまりメール配信をしていないため、メールを送る時と送らない時の差が大きくなっています。

blastengine

受信サーバーからすると、普段あまりメールを送っていないIPから急に大量のメールが来るので、攻撃を疑われてしまうことがありますね。

導入前の課題

ブラストエンジンをご契約いただいた背景にもそういったことが関係していたのでしょうか?

大橋様

そうですね。もともと利用していた一斉メール配信の仕組みはドコモのメールアドレス宛てに2,000~3,000通メールを送ると送信制限(スロットリング)がかかってしまい、メールが送れなくなってしまいました。
一度トラブルが起こると、対応範囲の洗い出しやリカバリー対応に加え、事後処理も含めると80時間もの稼働がかかることもあります。


当然、災害は24時間365日起こりうるので、休日深夜であっても関係ありません。
それを回避するには結局定常的にメールを送ってIPの信頼性(レピュテーション)を上げなければ行けなかったのですが、メンテナンスの手間もかかりますし、そもそも毎日災害メールを送るということはできないので、現実的ではありませんでした。

また、一つのIPでも育てていけばメールを大量に送れるようになるというネット上の記事もあり、もしかしたらGmail宛てなどグローバルに見ればそう言えるかもしれないのですが、日本のauやドコモなど日本のキャリアは違うんですよね。

もちろんGmailなどへの送信も増えていますが、やはりまだまだ一般の方向けの配信では国内キャリア向けの配信が多いのが実状です。
そういった経緯から、課題の解消のためにブラストエンジンの導入を決めました。

ブラストエンジンの導入の決め手になったポイントを教えてください。

大橋様

システム連携に特化したサービスであったことが大きいです。
国内の他のツールとも比べたのですが、それらのツールはマーケティングキャンペーンの用途の色が濃く、予めメールアドレスなどのデータを同期させていなければならなかったりと、疎結合じゃない連携が必要でした。

その点ブラストエンジンはデータベースレスなツールのため、こちら側のシステムからAPIでシームレスにメール配信処理に繋げることができましたし、費用としてもマーケティング向けの余計な機能が無い分、他の国内のツールよりも安価でした。

導入後の効果

実際にブラストエンジンを使い続けていただいた結果としてはいかがでしょうか。

大橋様

以前発生していたスロットリングなどの問題に遭遇することがなくなりました。一時は一つのトラブルで80時間取られることがあった対応も不要になりました。

やはり大手国内キャリア向けのメール到達が改善したことが大きい効果です。それまで利用していた一斉メール配信の仕組みは国内キャリアへの配信は考慮されていないようなので、その点が大きな違いだと思います。
共用のIPということで日常的なIPの育成(ウォームアップ)なども必要がないといった点も、我々のような突発的に大量のメールを送るような配信の傾向とマッチしていたと思います。

先ほどのようなトラブルを少しでも減らしたいと思って、苦労しながら沢山調べて、かなりのメールマニアになったのですが、IPを育てるのは結局かなり手間がかかるので、そういった部分を任せられるのはありがたかったです。

blastengine

実際にお役に立てていることが伝わってきてサービスの提供側としてとても嬉しく思います。

ブラストエンジンのおすすめポイント

今後、ブラストエンジンを検討される企業様に対して、おすすめのポイントや活用する上でのアドバイスなどがあれば教えてください。

大橋様

個別の業務システムを構築・運用していて、そのシステムから様々なメールを配信したい場合には非常に有用な選択肢だと思います。


メールは簡単なようで非常に奥が深く、1からそれらの知見を習得するにはコストもかかりますので、その部分をブラストエンジンにお任せし、本来の業務に注力できるようになるのは非常に大きなメリットです。

blastengine

メール配信の課題に向き合い続けてきた大橋様が仰ると、とても重みがある言葉ですね。我々もここまで詳しく調べて実際に運用されていた方にご満足頂けていることは非常に誇りに思います。

ブラストエンジン活用について今後の展望

最後に今後のIBM様の事業においてブラストエンジンを活用した展開・展望がありましたら教えてください。

大橋様

弊社の提供するIBM災害対応情報システムは全国での採用率が年々増加しており、今後もメール配信基盤としてはブラストエンジンの力を借りて展開を図っていく予定です。

blastengine

本日はお話を聴かせていただき、ありがとうございます。ブラストエンジンとしてもさらに安定したメール送信環境を提供できるように日々の改善を重ねて参ります。

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