ドコモメールが届かない原因と対策は?ドコモユーザーにメールを送信する際の注意点も解説

2024年1月24日

携帯電話を利用している方で、キャリアメールを主な連絡ツールとして使用している方も多いのではないでしょうか。

今回は各キャリアのうち、ドコモのメールが届かないケースについて詳しく取り上げ、ドコモメールが届かない原因とその対策、ドコモユーザーにメールを送信する際の注意点を解説します。

対処法を確認し、確実にメールの送受信ができるようにしましょう。

送信したメールがドコモ宛に届かないとお悩みの場合は「ドコモユーザーにメール送信する際の注意点」からご確認ください。

ドコモメールでメールが受信できない場合の原因と対策

まずは、ドコモメール宛てに送信したメールが、ドコモメール側で受信できない場合の、原因と対策方法について紹介します。

メールサイズ制限で設定された容量を超えている

メールサイズ制限で設定した容量を超えていると、ドコモメールを受信できません。My docomoのWebページから、メールの設定を見直しましょう。

ドコモメールでは、受信可能なメールサイズを1~10MBの範囲で設定できます。容量の大きいファイルを受信したい場合は、10MBの設定がおすすめです。

空き容量が不足している

受信端末の空き容量が不足している場合、ドコモメールを受信できません。ドコモメールを受信するためには、端末の容量を50MB以上空ける必要があります。

端末の空き容量を増やすためには、以下の方法を試してみましょう。

不要なアプリをアンインストールする

不要なアプリをアンインストール(削除)すると、端末の空き容量を増やせます。端末のアプリ設定から削除したいアプリを選び、アンインストールしましょう。

ただし、アプリ内の保存データも消去されるため、必要なデータはバックアップ保存(データのコピー)が必要です。

画像や音楽、動画のデータを整理する

本体に画像や音楽、動画など大きな容量のデータを保存していると、端末の容量が不足しやすくなります。そのため、不要なデータは定期的に削除しましょう。

また、必要なデータは、microSDカードやクラウドストレージサービスを利用してデータを移行すると、端末の空き容量が増やせます。

キャッシュを削除する

アプリのキャッシュには、利用状況の履歴が一時的に保存されています。そのため、キャッシュのデータ量が多ければ、容量を圧迫する原因になりかねません。対策として、端末のストレージやキャッシュの設定から、キャッシュを削除しましょう。

なお、キャッシュを削除すると、アプリ側で記録されたIDやパスワードの情報や、履歴データなどが削除される場合があるため注意が必要です。

dアカウントがロックされている

dアカウントがロックされていると、ドコモメールが届かない場合があります。dアカウントポータルサイトにアクセスし、ロックの解除を行いましょう。

また、dアカウントのID・パスワードのロックを解除しても、時間がたつと再度ロックがかかってしまうケースがあるようです。原因として、アプリに保存されているパスワードに、間違っているものが保存されていることが挙げられます。結果、ログインの失敗が自動的に繰り返され、ID・パスワードにロックがかかってしまうのです。

繰り返しロックがかかる場合は、以下の手順でロック解除を行いましょう。

  1. dアカウントのアプリを起動する:dアカウントのID・パスワードが保存されている端末から、アプリを起動する
  2. .ログイン情報を削除する:アプリに保存されているID・パスワードを削除し、自動ログインを停止する
  3. ID・パスワードのロックを解除する:dアカウントポータルサイトにて、ロックの解除を申請する
  4. dアカウントでログインする:利用端末のアプリに、改めてログインする

モバイルデータ通信をOFFにしている

ドコモメールは、ドコモ回線を利用して受信することが想定されています。そのため、4GやLTE、5Gなどのモバイルデータ通信の設定をOFFにしていると、受信できない場合があります。

メールを受信したい時は、以下の方法でモバイルデータ通信をONに設定しましょう。

  1. 端末の設定から「モバイル通信」を選択する
  2. モバイルデータ通信をONにする

端末にプロファイル情報が反映されていない

iPhoneでドコモメールが受信できない原因として、プロファイル情報に不具合が発生していることが挙げられます。また、プロファイルをインストールする際に、通信環境が悪いと情報が反映されないケースもあるようです。

この場合、プロファイルを再インストールすると改善することがあります。プロファイルを入れ直す手順は、以下の通りです。

  1. ログインする:iPhoneのブラウザSafariから、ドコモメール利用設定にアクセスし、ログインする
  2. ダウンロードを行う:注意事項を確認し、「同意する」にチェックを入れる→プロファイルダウンロードの「許可」を押す
  3. インストールを行う:iPhone本体の設定から、「プロファイルがダウンロード済み」を選択する→右上の「インストール」を押し、パスコードを入力→その後、画面下部のインストールを選択すると、インストールが完了
  4. メールを確認する:iPhoneのメールアプリを開く→メールボックスに「ドコモメール」が追加されていることを確認する

振り分け先フォルダにチェックが入っていない

振り分け先を設定している方は注意が必要です。iPhoneの振り分け先フォルダにチェックが入っていない場合、フォルダを振り分けたメールが受信できないことがあります。

プッシュ対象メールボックスを確認し、振り分け先フォルダにチェックを入れましょう。

確認する方法は、以下の通りです。

  1. iPhone本体の設定から、「メール」を選択する
  2. 「アカウント」を選び、「データの取得方法」をタップする
  3. 「プッシュ」がオンになっている状態で、「ドコモメール」を選択する
  4. 「スケジュールを選択」項目から「プッシュ」を選択する
  5. 「プッシュ対象メールボックス」から、自動受信したいフォルダを選択する

IMAPパスワードを設定していない

iPhoneのメールアプリでドコモメールを利用するには、IMAPパスワードの設定が必要です。IMAPパスワードは「iPhoneドコモメール利用設定」のWebページから、案内に従って設定します。

また、IMAPパスワードはMy docomoで確認できるため、メモを取っておきましょう。

自動受信がOFFになっている

Android端末で「ドコモメールを手動による受信はできるけど、自動で受信できない」場合には、自動受信の設定がOFFになっているかもしれません。

メールを自動受信するには、自動受信をONに設定しましょう。設定方法は、以下の通りです。

  1. ドコモメールアプリを開く
  2. 「その他」の「メール設定」を選択する
  3. 「通信設定」を選択し、「自動通信設定」に進む
  4. 「オン」状態にして、設定完了する

迷惑メール設定をしている

迷惑メールの設定により、ドコモメールが届かないことがあります。My docomoのWebページにアクセスし、設定を確認・変更しましょう。

通信障害が起きている

通信設備や気象状況の影響で、一時的に通信障害が発生していると、メールが受信できないことがあります。通信障害の情報はdocomo公式サイトで公開されるため、不具合が起きた時は確認してみましょう。

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ドコモメールが届かないときに試したいこと

ここでは、ドコモメールが届かない時に試したい対策方法を紹介します。必ず解決できるというものではありませんが、試すことで改善される可能性があります。

dアカウントの再設定

Wi-Fiに接続していてドコモメールが届かない時は、dアカウントを再設定すると改善することがあります。

dアカウントの再設定は、以下の手順で行いましょう。

  1. ドコモメールアプリを起動する
  2. 「その他」から「メール設定」を選択する
  3. 「本文保持件数・通信設定」を選択する
  4. 「Wi-Fi利用設定」を選択する
  5. 「dアカウント設定」を選択し、ログインして設定を行う

Wi-Fi接続をオフにする

Wi-Fiに接続していると、ドコモメールが届かないケースがあります。その場合、Wi-Fiの接続を解除し、ドコモのモバイル回線で接続を試してみましょう。

ドコモ回線を使ってメールを受信できたら、再びWi-Fiに接続し、メールが受信できるか確認します。

スマートフォンのアップデートを行う

スマートフォンの新しいOSバージョンが公開されている場合は、最新のバージョンにアップデートしましょう。

OSの確認方法は、以下の通りです。

<Androidの場合>

1.端末本体の「設定」を開く

2.「システム」を選択する

3.「システムアップデート」を選択する

「お使いのシステムは最新の状態です」と表示された場合は、最新版のためアップデートは必要ありません。

<iPhoneの場合>

1.端末本体の「設定」を開く

2.「一般」を開く

3.「ソフトウェアアップデート」を選択する

4.「ダウンロードとインストール」を選択する

最新バージョンを使っている場合は、「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されます。

ドコモメールアプリのアップデートを行う

利用しているドコモメールアプリが、最新のバージョンか確認します。Google Playストアで、ドコモメールアプリのページに「更新」ボタンが表示されている場合は、アプリのアップデートが必要です。更新を行い、最新バージョンにアップデートしましょう。

スマートフォンの再起動

端末の設定に問題がないにもかかわらず、ドコモメールを受信できない場合は、本体の一時的な不具合の発生や、SIMカードが適切に読み込まれていない場合があります。端末の電源を切り、SIMカードを差し直しましょう。その後、端末を再起動します。

解決しない場合はドコモへ問い合わせ

全ての対処法を試しても解決しない場合は、以下のドコモの相談窓口へ問い合わせをしましょう。

  • ドコモ携帯をお使いの方:151
  • 一般電話をお使いの方:0120-800-000

相談窓口の受付時間は、9時から20時です。また、電話による問い合わせの他に、ドコモショップで相談する方法もあります。端末本体の設定や不具合の有無などは、店頭スタッフに直接確認してもらうと安心です。

ドコモユーザーにメール送信する際の注意点

ドコモユーザーにメールを送信する際は、メールの容量などに注意するほか、迷惑メールと判定されないよう以下のポイントにも気を付けましょう。

  • ユーザーに通報される内容のメールを送信しない
  • ブラックリストに登録されているドメインやIPアドレスを使用しない
  • 許可を得ていない広告メールを送信しない など

ドコモメールへの送信ができない・届かない場合の原因と対策

続いて、ドコモメールからメールが送信できないケースの原因と対策方法についても紹介します。

容量が大きすぎる

ドコモメールでは、件名や本文、添付ファイルの合計が10MBまでのメールを送信できますが、メールの容量が大きすぎるとメールを送信できません。添付ファイルを削除し、メールの容量を減らしましょう。

空き容量が不足している

利用端末の空き容量が不足していると、メールを送信できない場合があります。空き容量が50MB前後まで減っていたら、空き容量を増やす対策が必要です。

端末の設定から容量を確認し、不要な写真や動画、アプリの整理をして、50MB以上の容量を確保しましょう。

送信先アドレスが間違っている

受信者によってメールアドレスが変更されていたり、メールアドレスを誤入力していたりすると、宛先にメールが届きません。特に、全角・半角の間違いやピリオド・アンダーバーの抜けは、気を付けなければならないポイントです。

間違えて入力していないか再度確認し、間違えていない場合は、送信相手にメール以外の手段でメールアドレスを確認しましょう。

送信先の受信可能サイズを超えている

メールの容量が相手の受信可能なサイズを超えていると、メールを送信できません。

受信可能なサイズは、送信先のキャリアによって異なります。

  • docomo:10MB
  • au:2MB
  • SoftBank:3MB

容量の多い画像や動画データを送る場合は、大容量ファイル転送サービスを利用し、メールの容量を減らしましょう。

送信先の迷惑メール設定で弾かれている

送信相手が迷惑メールの対策をしていると、設定によりメールがはじかれるケースがあります。

迷惑メールと判断された場合、迷惑メールボックスに振り分けられてしまったり、メールの受信をブロックされたりする恐れがあるのです。原因として、SMTPやIPアドレスなどが適切に設定されていない、メール内に悪質なURLやワードが記載されていることなどが挙げられます。

送信相手に迷惑メールの設定を確認してもらい、必要に応じてホワイトリストの登録を行ってもらいましょう。

また、昨今はなりすましメールや迷惑メールが増加していることで、ドコモなどのキャリアメールを筆頭に迷惑メールに対してのセキュリティが強化されています。

その結果、「一斉送信したメールがドコモ宛に届かない」と言った悩みを抱えている企業はかなり増えています。ドコモを含めメールの到達率を上げるためには以下で紹介するようなメール配信システムを利用するようにしましょう。

SMTPリレーの活用

ドコモ宛だけに限った話ではありませんが、メールマガジンを配布する際など、一度に多くのメールを配信したいケースはビジネスにおいて多々あるでしょう。

このとき、大量配信に向いていない一般的なメールサーバーを使用すると、以下のような問題が起きる可能性があります。

  • 送信したメールが相手に届かない
  • 相手側でスパムメールと判定されてしまう
  • 大量のメールを一斉送信する際、高負荷によって配信完了までに時間がかかる

このような問題を回避するために使われるのが、SMTPリレーサービスを提供する「SMTPリレーサーバー」を中継する方法です。

SMTPリレーとSMTPリレーサーバー

SMTPを利用してサーバーからサーバーへとメールが受け渡される流れを「SMTPリレー」と呼びます。

また、このときに用いられるサーバーを「SMTPリレーサーバー」といいます。SMTPリレーサーバーは自社のサーバーと受信側のサーバーの間に入り、メールの配信をリレーのように中継します。

SMTPリレーサーバーは大量配信や高速配信に特化し、スパム判定を受けづらい工夫がなされているため、このサーバーを中継することで配信の安定性を高めることができます。

おすすめのメールリレーサービス「ブラストエンジン(blastengine)」

blastengineのアイキャッチ画像

ブラストエンジンは、SMTPリレーサーバーを使用して、簡単に大量のメールを高速配信することが可能です。さらに、メールサーバーを必要とせず、API経由でメールを送信する仕組みも提供しています。

ブラストエンジンは、サーバーの運用やメンテナンスを行っているため、常に高いIPレピュテーションを維持しながら、安全にメールを送ることができます

以下のような課題がある場合は、ブラストエンジンの利用を検討してみることをおすすめします。

  • 自社のIPアドレスやドメインがブラックリストに登録されていて、メールが届かない場合
  • 国内キャリアにメールが届かず、対応方法がわからない場合
  • 自社でメールサーバーを管理・運用したくない場合

また、ブラストエンジンは各メールプロバイダーや携帯キャリアのドメインに最適化されておりドコモ、大規模なネットワークを経由してメール配信を行うことで、ドコモを含む日本国内での到達率を圧倒的に高めています

利用料金は月額3,000円からとコストパフォーマンスにも優れており、メールだけでなく、日本語での電話サポートにも対応しています。

メールアドレスの入力のみで無料トライアルが可能ですので、まずは気軽にお試しください。

まとめ

情報源や連絡ツールとして欠かせないメールが届かない場合、早急の対処が必要です。ドコモメールが届かない場合、送信側・受信側それぞれで問題が無いか確かめる必要があります。対処法を確認し、一つひとつ試すことが大切です。

原因が分からない時は、慌てずに店頭や電話で問い合わせてみましょう。

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