迷惑メールチェックで自社のメールを確認しよう!迷惑メールの判定基準とは?【ツールも紹介】

メールマガジンが届かない原因の一つに、迷惑メールと判定されていることが挙げられます。場合によってはメルマガだけでなく、顧客との1to1メールや取引先との重要なメールなども届かないことがあります。
受信者視点で考えると、なりすましメールや詐欺メールを受け取って不快な気持ちになったり、実際に騙されそうになった経験がある人も多いのではないでしょうか。
今回は迷惑メールとはどういったものなのかを解説するとともに、迷惑メール判定をされる基準などを解説します。併せて、迷惑メールチェックツールも紹介しているため、自社のメールが迷惑メール判定されていないか確認してみましょう。

目次
迷惑メールが急増している現状
迷惑メールチェックの必要性を理解するうえで、まずは現在の迷惑メールがどれほどの規模で流通しているかを押さえておきましょう。
ハニーポット観測でも前年同月比3倍超の急増
一般財団法人日本データ通信協会が運営する迷惑メール相談センターの月次レポートによると、ハニーポット(迷惑メール受信用モニター機)への着信件数は、2025年9月時点で31万4,611件を記録しました。前月比は8.5%増、前年同月比では369.2%、つまり1年前の約3.7倍に急増している計算です。
直近2年間の最大値は2025年7月の31万7,973件(前月比30.3%増、前年同月比333.6%)であり、9月もそれに匹敵する水準を維持しています。迷惑メール送信の活発化は一過性の現象ではなく、構造的なトレンドとして続いている状況です。
フィッシングメールも報告件数22万件超に
フィッシング対策協議会が公表する月次報告書によれば、2025年9月のフィッシング報告件数は22万4,693件に達しました。Amazonをかたる偽メールが全体の約15.4%、Appleを装ったものが11.3%と、この2社で全体の約26%を占めています。
近年は航空会社(ANA・JAL)や公共機関を装う事例も増えており、一見しただけでは正規のメールと見分けがつかないほど巧妙化が進んでいる状況です。
出典:2025/09 フィッシング報告状況|フィッシング対策協議会
官民を挙げた対策強化が進行中
こうした状況を受け、総務省は2025年9月、通信事業関連の業界4団体に対して迷惑メール対策の強化を正式に要請しました。送信ドメイン認証(DMARC)の対応拡大、迷惑メール検知精度の向上、利用者への周知啓発活動の3点が主な要請内容で、各団体は3カ月ごとに進捗を報告する仕組みです。
つまり、迷惑メール判定の基準は今後さらに厳格化していく方向にあります。送信側の企業にとっては、自社メールが意図せず迷惑メール扱いされていないかを継続的にチェックし、送信環境を整備することが、これまで以上に重要なテーマとなっています。
出典:(2025年9月)迷惑メール受信状況|迷惑メール相談センター
迷惑メールとは
受信する側の意思にかかわらず、勝手に送りつけられるメールを「迷惑メール」または「スパムメール」と呼びます。多くの迷惑メールはただ送るだけではなく、広告メール、スパムメール、フィッシング詐欺などの目的があります。
迷惑メールにもさまざまあり、その手口も巧妙になっています。まずは迷惑メールにはどんなものがあるか、具体的な例を挙げて見ていきましょう。
フィッシングメール
フィッシング (Phishing) とは、実在する大手通販サイトや銀行などを装ってクレジットカード情報やアカウントのID、パスワードなどをだまし取る詐欺の手段をいいます。
「○○のお知らせ」といったメールを送り、偽物のWebサイト(フィッシングサイト)に誘導し、個人情報を入力させるといった方法が代表的です。2022年に「えきねっと」のフィッシングメールが話題となったことは記憶に新しいでしょう。
参考:えきねっとをかたるフィッシング (2023/03/08)
近年では、メールの内容やWebサイトなどが本物とほとんど変わらないようなものまであります。公式Webサイトでフィッシングメールの注意が呼びかけられているか、URLやアドレスが本当に正しいものか、一層の注意が必要です。
ウイルスメール
ウイルスメールは、添付ファイルやダウンロードリンクを通じてマルウェアやウイルスを拡散するメールです。これらはパソコンやネットワークシステムに重大なダメージを与える可能性があり、データの損失や個人情報の漏洩を引き起こすことがあります。
メールの添付ファイルを開かせる、あるいは記載されているアドレスにアクセスさせて、端末をウイルスに感染させる目的があります。
コンピューターウイルスのなかには、気づかないうちに端末を乗っ取る「ボットウイルス」というものもあります。ボットウイルスに端末を乗っ取られると、悪意を持った誰かに個人情報を盗み取られたり、端末が遠隔操作されて知らないうちに迷惑メールの発信元にされてしまったりと、深刻な被害をもたらすのです。
怪しいメールの添付ファイルや記載されているURLなどは安易に開かないようにしましょう。
架空請求メール
架空請求メールとは、Webサイトやサービスからの「サービス利用料の請求」や「未納料金がある」といった嘘の内容のメールを送り、金銭をだまし取る詐欺メールの一種です。
なかには「支払わなければ罰則がある」といったように、受信した方の不安をあおる悪質なものもあります。困ったときは近くの消費生活センターや警察署へ相談し、身に覚えのない請求には応じないよう気をつけましょう。
多くの場合、これらのメールは無視するのが最善ですが、個人情報が既に漏洩している可能性がある場合には、注意が必要です。
詐欺メール(なりすましメール)
詐欺メールは、受信者に対して非現実的な報酬や利益を約束し、金銭や個人情報を騙し取ることを目的としたメールです。前述のフィッシングメールや架空請求メールも含まれますが、「なりすまし」なども含まれます。
なりすましは、送信元アドレス(Fromアドレス)が宛先アドレス(Toアドレス)と同じになるように意図的に作られたメールです。これによって知人や有名企業などになりすまし、詐欺メールを送る手口です。なりすましに関しては、送信ドメイン認証などで拒否できますが、詐欺メールの手法は日々巧妙になっているため、油断は禁物です。
また、詐欺メールでは信じ込ませるために巧妙なストーリーや説得力のある言葉を使います。詐欺メールに対しては、いかにそれが魅力的に見えても、冷静な判断が求められます。
しつこいメール
詐欺や架空請求でなくとも、受信者の意思にかかわらず、一方的に何度も送られるしつこいメールも迷惑メールの一種と言えるでしょう。
特に、広告や宣伝を含むメールについては、あらかじめ配信の同意を得た受信者に限られることが「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)」に定められています。この法律に定められた基準に沿っていなければ、迷惑メールとなります。

上記のようなメールでなくても迷惑メールになることがある
自分がメール送信を行う際に、上記のようなフィッシングメールやなりすましメールを送っていなかったとしても、送信メールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまう可能性はあります。
原因は様々ありますが大きく以下の3つに分類することができます。
- メール送信方法の問題
- メール送信内容の問題
- メール送信環境の問題
これらについての詳細は後述します。
迷惑メールとして判定されてしまうと?
迷惑メールと判定されてしまうと、受信拒否をされエラーメールが送信者に返されるか、「迷惑メールフォルダ」に入れられ、受信者のメールボックスに届かなくなります。
前者であればエラーメールが返ってくるため、メールが届いていないことを把握できます。しかし、後者はエラーではないためエラーメッセージが返されず、送信側からはメールが届いていないことを把握できません。
そのため、メールマガジンを受信している方から「メールが届かない」「迷惑メールフォルダに入っていた」などと苦情や報告などを受けて、はじめて迷惑メールと判定されていたことがわかるケースも珍しくないのです。
迷惑メールの判定基準
迷惑メールの判定基準は、メールの内容、送信方法、送信環境に大きく依存します。メールサービスは特定のキーワードやフレーズ、過剰な大文字や感嘆符の使用、不自然なリンクの挿入など、怪しい特徴を持つメールを迷惑メールとして自動的にフィルタリングします。
また、送信者の評判や送信頻度、IPアドレスの信頼性なども、メールが正常に配信されるかどうかを決定する要因となります。
メール内容
メール内容は迷惑メール判定の重要な要素の一つです。特定のキーワードやフレーズがスパムフィルタによって検出されると、そのメールは迷惑メールとみなされる可能性が高くなります。
例えば、アダルトな内容はもちろん、他にも「無料」「おめでとうございます」「即時対応」「誰でも簡単に稼げる」などの言葉は、スパムメールで頻繁に使用されるため、これらの単語が含まれているメールは警戒されがちです。
また、大量のリンクや画像、HTMLタグの過剰な使用も、スパム判定の原因となります。効果的なメール配信を行うには、自然な言葉遣いを心がけ、必要以上に装飾しないシンプルな構成を推奨します。
メールの送信方法
メールの送信方法には、一斉送信や個別送信など様々な形態がありますが、特に大量にメールを一斉に送信する場合、送信行為自体がスパムと認識されるリスクがあります。
また、送信リスト内に無効なメールアドレスが多数含まれていると、送信者の評価が下がり、将来的に送信するメールがスパムと見なされる可能性が高まります。これを避けるためには、メールリストの定期的な清掃と更新、送信頻度の調整、そして受信者の同意「オプトイン」を基にした配信が必要です。
その他にも、無許可で他のドメインや送信者をFromに設定して送信していたり、受信を希望しない方にメールを配信していたりすると、迷惑メールと判定されやすくなります。
メールの送信環境
メールの送信環境とは、メールを送信するサーバーの設定やIPアドレスの評判など、技術的な背景を指します。信頼性の低いIPアドレスや、スパム送信に利用されていることが知られているサーバーからのメールは、自動的にスパム判定されやすくなります。
この問題を回避するには、定評のあるメール配信サービスを利用する、DKIMやSPF、DMARCといった認証プロトコルを設定して送信元の正当性を証明するなどの措置が有効です。これらの設定は、送信環境の信頼性を高め、メールが迷惑メールフォルダに振り分けられるリスクを低減します。
また以下の記事では迷惑メールとして判定されないための対策方法などをより詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
迷惑メールチェックツール
迷惑メールチェックツールは、自社のメールが迷惑メールフィルタに引っかかるリスクを評価するための便利なツールです。
例えば、mail-testerやMailGeniusといったサービスは、メールのスパムスコアを分析し、改善点を提示してくれます。
mail-tester
1つ目は「mail-tester」というサービスです。
メールアドレスを10点満点方式で適切なアドレスかどうか評価するほか、改善できるポイントを教えてくれます。1日に3回までであれば、ユーザー登録をしなくても無料で利用できます。
日本語表記に対応してはいませんが、翻訳ツールを利用すれば十分に使用できるでしょう。使い方は以下の通りです。
- 「mail-tester」にアクセスし、表示されているアドレス宛にチェックしたいメールを送信する
- 送信した後に「THEN CHECK YOUR SCORE」をクリックする
- しばらく待つと結果が点数で表示され、下部の各項目を選択すると詳しいチェック理由と改善策が表示される
mail-tester公式サイト:https://www.mail-tester.com/
MailGenius
2つ目は「MailGenius」というサービスです。
メールアドレスが迷惑メールとなり得る危険性について、さまざまなポイントから100点満点方式で評価してくれます。
先に紹介した「mail-tester」と比較すると、採点理由についてより細かく確認できるため、メールマガジンの改善に取り組みたい方にはおすすめです。
ユーザー登録の必要がなく、無料で利用できるほか、チェック回数の制限もありません。使い方は以下の通りです。
- 「https://www.mailgenius.com/」にアクセスし、表示されているアドレス宛にチェックしたいメールを送信する
- 送信した後に「SEE YOUR SCORE」をクリックする
- しばらく待つと結果が表示されるため、下部のチェック項目ごとの採点理由から詳細な情報を確認する
MailGenius公式サイト:https://www.mailgenius.com/
迷惑メールチェックツールを使うときの注意点
mail-testerやMailGeniusのようなチェックツールは、自社メールの問題点を客観的に把握できる便利な手段ですが、結果を過信するのは禁物です。実際の運用では以下の点に注意してください。
ツールの判定結果はあくまで参考値です。チェック時点で高得点でも、配信先プロバイダごとのフィルタリング基準や、受信者の迷惑メール報告率といった実運用上の指標は反映されません。Googleが提供する「Google Postmaster Tools」のような、実際のGmail宛て配信における迷惑メール率やドメインレピュテーションを可視化できるツールと併用することで、より正確に状況を把握できます。
また、チェックツールは1通単位の評価しかできないため、配信リストの品質や送信頻度といった「運用全体」に関わる問題は検出できません。エラーアドレスの管理や購読解除率のモニタリングなど、運用面での継続的な改善が不可欠です。複数のチェックツールを併用することも有効です。mail-testerとMailGeniusでは評価軸が異なるため、両方で検証することで死角を減らせます。
迷惑メール判定を回避するための具体的な対策
チェックツールで自社メールの問題点が見えてきたら、次は実際に対策を講じるフェーズです。迷惑メール判定の原因は「送信環境」「送信内容」「配信リスト」の3領域に分かれるため、それぞれの観点で取り組むべき対策を整理します。
送信環境の対策:認証技術の導入とIP管理
最も影響度が大きいのが、送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)の設定です。これらが未設定または認証失敗の状態だと、メールの中身がどれほど健全でも迷惑メール判定を受ける可能性が高まります。具体的に取り組むべきポイントは以下のとおりです。
- SPFレコードをDNSに登録し、送信元IPアドレスを明示する
- DKIM署名を付与してメール改ざんを検知できるようにする
- DMARCレコードを設定し、認証失敗時の処理ポリシー(none/quarantine/reject)を宣言する
- 送信元のドメイン・IPに有効なフォワードおよびリバースDNSレコード(PTRレコード)を設定する
- 送信時にTLS暗号化通信を利用する
特にDMARCは、2024年2月のGmail送信者ガイドライン施行以降、大量送信者にとって事実上の必須要件となっています。p=noneで開始し、運用が安定してからp=quarantine、p=rejectへ段階的に厳格化していくのが定石です。SPF・DKIM・DMARCの仕組みと設定手順をまとめて理解したい方は、以下の解説記事も併せてご覧ください。
自社のドメインやIPアドレスがブラックリストに登録されてしまった場合の対処手順は、以下の記事にまとめています。
送信内容の対策:スパム判定されやすい表現を避ける
メール本文や件名にも、スパムフィルタが警戒する典型的なパターンがあります。以下の点を意識して内容を組み立てるだけで、判定リスクを下げられます。
- 「無料」「今すぐ」「限定」「100%保証」といった煽り文句を多用しない
- 件名や本文を全角の感嘆符(!)や記号で過剰に装飾しない
- HTMLメールでは画像とテキストの比率に注意し、画像のみのメールを避ける
- リンク数を必要最小限に絞り、短縮URLは使わず元URLを記載する
- 配信解除リンクをフッターに分かりやすく明記する
特に短縮URLは、Gmailなどで自動的に怪しいURLと判定されやすいため、メルマガでの使用は控えるのが無難です。
配信リストの対策:リスト品質の維持と同意取得
エラーアドレス(不達アドレス)の比率が高いリストへ配信を続けると、送信元の評価(IPレピュテーション・ドメインレピュテーション)が下がり、迷惑メール判定されやすくなります。
- 配信エラーが続くアドレスは速やかにリストから除外する
- ダブルオプトイン(仮登録 → 確認メール → 本登録)でリストを構築する
- 長期間開封されないアドレスへの配信を見直し、再アクティブ化キャンペーンを実施する
- 購入リストや第三者から提供されたリストは使用しない
オプトイン取得の法的要件と運用上のポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。
到達率を体系的に改善したい場合は、原因と8つの改善方法を整理した以下の記事が参考になります。
主要メールサービス各社のガイドライン対応
迷惑メール判定の基準を最も厳格に運用しているのは、Gmail・Yahoo!・Outlookといった主要メールサービスです。各社が公開している送信者ガイドラインに準拠することは、迷惑メール判定を回避する最短ルートと言えます。
Gmail送信者ガイドライン(2024年2月施行)
Googleは2024年2月から、Gmailアカウント宛にメールを送信するすべての送信者に対し、新たな要件を施行しました。特に1日あたり5,000件を超えるメールを送信する大量送信者には、以下の要件が課されます。
- 送信元ドメインへのSPFおよびDKIMの両方の設定
- DMARCレコードの設定(最低でもp=none以上)
- 送信元ドメインまたはIPに有効なフォワード・リバースDNSレコード(PTRレコード)を設定
- TLS暗号化接続でのメール送信
- マーケティングメールへのワンクリック登録解除(List-Unsubscribe)の実装
- 迷惑メール率を0.3%未満に維持(推奨値は0.1%未満)
5,000件未満の送信者であっても、SPFまたはDKIMのいずれかは必須要件となっています。さらに2025年11月以降、非準拠のメールに対しては一時的拒否や永続的拒否といった厳しい措置が取られるようになっており、対応の遅れは到達率に直結する状況です。
Gmail送信者ガイドラインの全要件と対応方法を、最新の運用実態を踏まえて解説した記事もあわせてご覧ください。
ワンクリック登録解除(List-Unsubscribe)の実装手順については、以下の記事で詳しく解説しています。
Outlook(Microsoft)の新要件(2025年5月施行)
Microsoftは2025年5月5日から、Outlook.com・Hotmail.com・Live.com宛ての大量送信者向けに新要件を本格適用しました。対象となるのは、これらのドメイン宛てに1日5,000通以上のメールを送信するドメインです。
要件はGmailとほぼ同等で、SPF・DKIM・DMARCの3点全てが必須となっています。迷惑メール報告率を0.3%未満に維持することも求められており、Gmailと同水準の運用品質が必要です。
Yahoo!メールの方針
米国のYahoo! Mailは2024年2月のGmailと同時期に、ほぼ同等のガイドラインを施行しました。
一方、日本のYahoo! JAPANは現時点で「1日5,000通」のような明確な閾値は公表していないものの、SPF・DKIM・DMARCの認証をクリアできないメールについては「迷惑メールと判定したり、受信を拒否したりする場合がある」と公式に明示しています。実質的には、Gmailの基準に揃えて対応するのが最も安全です。
iCloudなど他プロバイダの動向
Appleが提供するiCloudも、2025年2月に同様の認証要件を取り入れています。主要プロバイダ全体で「送信ドメイン認証なしのメールは届かない」状態が標準になりつつあり、配信通数の大小にかかわらず、すべてのメール送信者がガイドラインに準拠しておくべき段階に入っています。
迷惑メール対策におすすめのメール配信システム
SMTPやAPIなどでシステム連携をしてメール配信をする場合はブラストエンジンを利用するのがおすすめです。メール配信に問題が生じた際に、「いつ、どのメールアドレスで、どのような原因のエラーが起きたのか」をすぐに確認できるため、再配信などの対応が迅速に可能となります。
メルマガなどの一斉送信を行う場合は、ブラストメールなどのメール配信システムを利用すれば、配信エラーとなる無効なメールアドレスを自動的に除外して配信を行うことが可能です。大量のメールをクリーンに送信するのであれば、メール配信システムの利用は欠かせません。
API連携・SMTPリレーサービス「ブラストエンジン(blastengine)」の活用

ブラストエンジンは、SMTPリレーサーバーを使用して、簡単に大量のメールを高速配信することが可能です。さらに、メールサーバーを必要とせず、API経由でメールを送信する仕組みも提供しています。
ブラストエンジンは、サーバーの運用やメンテナンスを行っているため、常に高いIPレピュテーションを維持しながら、安全にメールを送ることができます。
以下のような課題がある場合は、ブラストエンジンの利用を検討してみることをおすすめします。
- 自社のIPアドレスやドメインがブラックリストに登録されていて、メールが届かない場合
- 国内キャリアにメールが届かず、対応方法がわからない場合
- 自社でメールサーバーを管理・運用したくない場合
また、ブラストエンジンは各メールプロバイダーや携帯キャリアのドメインに最適化されており、大規模なネットワークを経由してメール配信を行うことで、日本国内での到達率を圧倒的に高めています。
利用料金は月額3,000円からとコストパフォーマンスにも優れており、メールだけでなく、日本語での電話サポートにも対応しています。
メールアドレスの入力のみで無料トライアルが可能ですので、まずは気軽にお試しください。
シェア1位のメール配信システム「ブラストメール」の活用

ブラストメールは、15年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。ブラストエンジンとは異なり、メルマガなどのメール一斉送信に利用することができます。
このメール配信システムの特徴は、使いやすさとコストパフォーマンスの高さです。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。
迷惑メール対策機能はもちろん、セグメント配信や効果測定、HTMLメールエディタなど、基本的な機能がすべて揃っています。最も安いプランでも、月額4,000円以下で導入することができます。
シンプルで安価なため、初めてメール配信システムを利用してみたい方にもおすすめです。無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。
FAQ
- Q:迷惑メールチェックツールで合格点でも、迷惑メール判定されることはありますか?
- A:あります。チェックツールは送信時点のメール内容や認証設定の評価が中心であり、送信先プロバイダごとのフィルタリング基準や、受信者の迷惑メール報告率といった運用指標までは反映されません。Google Postmaster Toolsなどで実際のGmail宛て配信状況を継続的にモニタリングすることをおすすめします。
- Q:1日5,000通以下の配信ならSPF・DKIM・DMARCを設定しなくても大丈夫ですか?
- A:5,000通未満であってもGmailはSPFまたはDKIMのいずれかを必須としています。さらに、Yahoo!メールやiCloudも認証なしのメールを迷惑メール判定する方針を示しているため、配信通数にかかわらずSPF・DKIM・DMARCの3点セットを設定しておくのが標準的な対応です。
- Q:迷惑メール判定されているかどうかを送信側から確認する方法はありますか?
- A:mail-testerやMailGeniusで送信時点のスコアを確認するほか、Gmail宛てに送信している場合はGoogle Postmaster Toolsを活用することで、迷惑メール率やドメイン・IPレピュテーション、認証成功率などを可視化できます。Postmaster Toolsは無料で利用できるため、Gmail宛て配信を行う事業者にとっては必須のツールです。
- Q:DMARCのポリシーは最初からrejectに設定すべきですか?
- A:いいえ、最初はp=noneで運用を開始することを推奨します。p=noneでDMARCレポートを収集し、自社ドメインを正規に利用しているメールサービスをすべて把握してから、p=quarantine、p=rejectへと段階的に厳格化していくのが安全な進め方です。いきなりrejectに設定すると、認証漏れの正規メールも拒否されてしまうリスクがあります。
- Q:自社サーバーで迷惑メール対策を行うのと、メール配信システムを使うのではどちらが良いですか?
- A:技術リソースとコストの両面でメール配信システムの利用が有利です。自社サーバーではIPレピュテーション管理、SPF・DKIM・DMARCの運用、エラーメール処理などを継続的に行う必要があり、専門知識と工数が求められます。一方、メール配信システムは認証技術への対応や送信基盤の運用が標準で含まれており、エンジニアの負担を大幅に減らせます。
まとめ
大量の迷惑メールは、重要なメールを見落とす原因になるだけでなく、内容も悪質なものがほとんどです。自社のメールマガジンが迷惑メールと一緒に扱われないためには、内容はもちろんのこと、送信方法や送信環境にも気をつけなければなりません。
そこで、今回紹介したような迷惑メールチェックツールで迷惑メール判定をしてみましょう。しかし、たとえ迷惑メールチェックツールで良い結果だったとしても、必ず迷惑メールと判定されないとは限りません。
日々のメール送信において、自身のメールに問題がないか常にチェックし、迷惑メール判定を受けることがないように注意しましょう。










