レンタルサーバーの選び方5つのポイント|初心者でも失敗しないチェックリスト

ブログやWebサイトを始める際に欠かせないのがレンタルサーバーです。しかし、レンタルサーバーにはさまざまなサービスがあり、どれを選ぶべきか迷ってしまうことも。
特に初めて利用する人にとっては、どんな点に注目して比較すればいいかわかりにくいものです。そこで本記事では、レンタルサーバー選びで失敗しないためのポイントや確認したいサーバースペック、おすすめのサービスを紹介します。
レンタルサーバーを選ぶ際の5つのポイント
レンタルサーバーを選ぶ際に確認しておきたいポイントは以下の5つです。
- 利用実績
- 表示速度・処理速度
- 自動バックアップ機能
- 料金プランと有料オプション
- サポート体制
利用実績
レンタルサーバー選びでまず注目したいのが、利用実績です。多くのユーザーに選ばれているという事実は、それだけ信頼性や安定性が高い証拠。運用実績が豊富なサービスは、過去のトラブル対応も積み重ねており、安定稼働が期待できます。
さらに、利用者が多いサービスは設定方法やトラブル解決などの情報もネット上に豊富です。そのため、初心者でも安心して始めやすい環境が整っています。サービスの信頼性を見極めるためにも、「導入実績○万件」などの情報を公式サイトで確認しておくといいでしょう。
表示速度・処理速度
レンタルサーバーを選ぶにあたっては、表示速度や処理速度の速さも確認しましょう。サイトの表示が遅いと、それだけでユーザーは離れてしまいます。特にブログやECサイトでは、ページの読み込みスピードが売り上げや読者数に直結するため、サーバーの処理性能はとても重要です。
また、表示速度はSEO(検索エンジン対策)の評価指標の1つでもあり、検索順位にも関係します。基本スペックの数値だけではわかりにくい部分ですが、「高速化機能の有無」や「SSD搭載」「LiteSpeed対応」などのキーワードも合わせて確認するといいでしょう。スピードと安定性のバランスが取れたサーバーを選ぶのが大切です。
自動バックアップ機能
万が一のトラブルに備えて、自動バックアップ機能がついているかも確認したいポイントです。WordPressでサイトを構築する場合、プラグインや操作ミスによってデータが消えてしまうリスクがあります。
そんな時、自動で定期的にバックアップが取られていれば、すぐにサイトを復元できて被害を最小限に抑えられます。自分でバックアップを取ることもできますが、手間やミスの可能性を考えると標準で自動バックアップ機能が備わっているサーバーを選ぶのが安心です。
料金プランと有料オプション
サーバーを選ぶ際は、月額料金の安さだけでなく、その中にどの機能が含まれているのかをしっかり確認しましょう。たとえば、無料SSLや独自ドメインの利用、セキュリティ機能が標準でついているか、有料オプションで追加する必要があるのかなど、サービス内容によって実質的なコストは変わってきます。
また、契約期間によって割引が適用されることもあるため、長期利用を見据えたコストも意識して選びましょう。価格だけで判断せず、必要な機能が過不足なく備わっているかどうかを見極めることが失敗しない選び方です。
サポート体制
サポート体制が充実しているかどうかも、サーバー選びの重要なポイントの1つです。初めてのサーバー利用では、設定やトラブル対応でつまずく場面も多く不安に感じることも。
24時間対応のチャットやメールサポート、日本語のマニュアル・FAQが整っているサービスなら、初心者でも安心して利用できます。料金だけでなく、サポートの品質や対応範囲もしっかり比較して選びましょう。
チェックしておきたいサーバースペック
レンタルサーバーを選ぶ際には月額料金や機能の充実度に加えて、基盤となるスペックにも目を向ける必要があります。
特にアクセス数が増える中・大規模なサイトや、ECサイトのように信頼性が求められるサイトでは、スペックの差がパフォーマンスに大きく影響することも。ここでは、事前に確認しておきたい4つのスペックについて解説します。
- CPUとメモリの性能
- データ転送量の上限
- 無料SSLの有無
- セキュリティ対策
CPUとメモリの性能
CPUとメモリはサーバーの処理速度や安定性を左右する重要なスペックです。CPUは処理の速さ、メモリは作業スペースの広さと考えるとイメージしやすいでしょう。アクセスが集中しても安定して表示させたいなら、性能が高いものを選ぶのがおすすめです。
個人ブログなどでは標準的なスペックでも問題ありませんが、大規模サイトを運営するならCPUやメモリが充実したプランを検討しましょう。
データ転送量の上限
データ転送量とはサーバーから訪問者に送信されるデータの総量のことを指します。多くのレンタルサーバーでは、1日や1ヶ月あたりの上限が設定されており、それを超えると表示速度の低下や一時的な制限がかかることも。
アクセスが増えることを想定して、転送量に余裕があるサーバーを選ぶと安心です。
無料SSLの有無
SSLはサイトの通信を暗号化して安全に保つための仕組みです。SSLを導入していないと、検索バーに「保護されていない通信」と表示され訪問者に不安感を与える原因に。
多くのレンタルサーバーでは無料SSLを標準搭載しており、簡単な設定でHTTPSに変更できます。SSLが有料オプション扱いの場合は、追加コストや手間がかかるため、最初から無料SSLが含まれているサービスを選ぶと安心です。
セキュリティ対策
サイトの安全性を守るにはセキュリティ対策の有無も見逃せません。サイバー攻撃や不正アクセスの被害は年々増加しており、特にWordPressを使用している場合は脆弱性を突かれるリスクが高くなります。ファイアウォールの設置やDDoS対策、不正ログインの検知機能などが備わっているかを確認しましょう。
また、ウイルススキャンやマルウェア除去などのサービスが標準またはオプションで用意されていると、より安全に運用できます。安心してサイトを継続するためにも、セキュリティ対策の内容は事前にしっかり確認しておきましょう。
コスパの良いレンタルサーバー「Hostinger」

初めてレンタルサーバーを選ぶ人、コスパや機能性で妥協したくない人におすすめなのは、Hostingerのウェブホスティングです。月額299円〜(2025年7月時点)の低価格ながら、Webサイト運営に必要な機能がすべて揃っています。ここでは、Hostingerの特徴を5つ紹介します。
- 高性能でコスパが良い
- 標準装備の機能・オプションが豊富
- 用途に応じた柔軟なプラン展開
- 初心者でも安心のサポート体制
- 世界中のデータセンターによる高速表示
高性能でコスパが良い
大きな魅力は、価格と性能のバランスです。月額299円〜という手頃な価格ながら、25GBのSSDストレージやWordPress最適化、週次バックアップ、無料SSLなどが利用できます。
上位プランでは、NVMeストレージやCDNなどもプランに含まれているため、追加コストを気にせずに本格的なWebサイトを運営可能です。費用を抑えながらも、高速性・安定性・機能性をしっかり備えたサーバーを探しているなら、Hostingerは有力な選択肢でしょう。
標準装備の機能・オプションが豊富
Hostingerは、必要な機能をあらかじめ備えたオールインワン型のレンタルサーバーです。SSL署名や独自ドメイン、Webサイト移行ツール、AIサイト作成機能がすべて標準で利用でき、初心者でもすぐにサイトを立ち上げられます。
また、自動バックアップやウイルススキャン、Cloudflareのネームサーバーなど、セキュリティ面の装備も万全。
プランによってはメールアドレスの作成や専用のIPアドレス、CDN、ECサイト構築機能なども付属しており、用途に応じた柔軟な使い方が可能です。個人ブログから法人サイトまで、あらゆるニーズに応えられる豊富な機能が魅力です。
用途に応じた柔軟なプラン展開
HostingerはWebサイトの規模や目的に合わせて選べる3つの主要プランを提供しています。個人ブログやポートフォリオサイト向けの「Premiumプラン」は、月額299円から始められ、最大25サイトの運用が可能。
中規模以上のサイトには、ストレージやバックアップ機能が強化された「Businessプラン」、さらなる安定性と高速性を求めるなら「Cloud Startupプラン」が適しています。サイトの成長に応じてプランを乗り換えられるため、将来的な拡張に柔軟に対応可能です。
初心者でも安心のサポート体制
Hostingerでは、初心者でも迷わずに使えるよう、年中無休のサポートを提供。ライブチャットまたはメールでいつでも質問でき、平均して2分以内に回答というスピーディーさも特徴です。
さらに、使い方やトラブル解決のためのナレッジベースも充実しており、多くの問題は自分でも解決できます。Webサイトの移行作業も無料かつ手間なく行えるため、他社からの乗り換えもスムーズ。初期設定や操作方法に不安がある人でも、Hostingerなら専門スタッフの手厚いサポートを受けながら安心して始められます。
世界中のデータセンターによる高速表示
Hostingerは、世界中に分散配置されたデータセンターによって、どこからアクセスしても高速なページ表示が実現します。訪問者の位置に応じて最も近いサーバーへ接続されるため、読み込み速度が向上し、SEO対策としても有利です。
また、NVMeストレージや独自のキャッシュ技術、LiteSpeed Webサーバーなども導入されており、サイトの表示スピードと安定性が抜群。アクセスが集中してもスムーズな表示を保てるため、安心して運用できます。高速性を重視する人に、Hostingerはおすすめの選択肢です。
メールリレーサービスで安定したメール送信を実現
レンタルサーバーを選ぶ際、多くの人が見落としがちなのが「メール送信の安定性」です。
レンタルサーバーには、1時間あたりや1日あたりの送信数に上限が設けられているケースが多く、メルマガ配信やECサイトの注文完了メールなど、大量のメールを送る際に制限に引っかかることがあります。
さらに、共有サーバーでは他の利用者の影響で送信元のIPがスパム判定され、重要なメールが迷惑フォルダに入ってしまうことも。これは売上や顧客体験に直結するため、非常に大きなリスクです。そこで役立つのが メールリレーサービス です。
メールリレーサービスとは
メールリレーサービスとは、レンタルサーバーや社内サーバーから送信するメールを、専用の中継サーバー経由で届ける仕組みです。レンタルサーバーだけでメールを送ろうとすると、以下のようなリスクがあります。
- 1日の送信上限にすぐ達してしまう
- 他の利用者の影響でスパム判定されやすい
- 重要な通知メールが迷惑メールフォルダに入る
メールリレーサービスを利用すれば、これらの課題を解決できます。専用サーバー経由で配信するため、送信制限を回避しながら、到達率の高い安定した配信が可能になります。特に会員サイトの通知メールやECサイトの注文完了メール、メルマガ配信など、大量送信や確実な到達が求められる場面に最適です。
おすすめのSMTPリレーサービス「ブラストエンジン」

ブラストエンジンは、SMTPリレーサーバーを使用して、簡単に大量のメールを高速配信することが可能です。さらに、メールサーバーを必要とせず、API経由でメールを送信する仕組みも提供しています。
ブラストエンジンはサーバーの運用やメンテナンスを行っているため、常に高いIPレピュテーションを維持しながら安全にメールを送ることができます。以下のような課題がある場合はブラストエンジンの利用を検討してみることをおすすめします。
- レンタルサーバーから配信しているメールが届かない
- 自社のIPアドレスやドメインがブラックリストに登録されていてメールが届かない
- スパム判定を避けながら、大量のメールを確実に届けたい
- 国内キャリアにメールが届かず、対応方法がわからない
- 自社でメールサーバーを管理・運用したくない
また、ブラストエンジンは各メールプロバイダーや携帯キャリアのドメインに最適化されており、大規模なネットワークを経由してメール配信を行うことで、日本国内での到達率を圧倒的に高めています。SPF / DKIM / DMARCなどの最新のメール認証技術に対応しており、迷惑メール判定を回避する対策が整っています。
利用料金は月額3,000円からとコストパフォーマンスにも優れており、メールだけでなく日本語での電話サポートにも対応しているため、技術的な不明点も安心して相談できます。メールアドレスの入力のみで無料トライアルが可能ですので、まずは気軽にお試しください。
まとめ
レンタルサーバーを選ぶ際は料金やスペックだけでなく、表示速度やサポート体制、バックアップ機能など、トータルでの使いやすさを重視することが大切です。特に初心者の場合、設定のしやすさやサポートの手厚さは長期的な運用において大きな安心材料になります。
今回紹介したHostingerは、初心者にもやさしい操作性と高性能、手頃な料金プランを兼ね備えた、バランスの優れたサービスです。これからブログやサイトを始める人は、ぜひ本記事を参考に自分に合ったサーバーを見つけてみてください。
