システム監視に関するパネルディスカッションMonitoring Night Panel vol.1を開催しました
クラウドが当たり前になっている中、監視のあり方も変わってきています。ハードウェアレベルで行うものからソフトウェア、クラウドサービスまで選択肢が広がっています。また、アラートが上がった際には人による復旧手順も必要であり、そのアウトソースという選択肢も考えられます。
そうしたシステム監視のあり方、テクニックについて学ぶMonitoring Night Panelを開催しました。
登壇いただいたのは以下の三人になります。
- 萩野たいじさん@Datadog (Senior Technical Advocate)
- 藤崎 正範さん@ハートビーツ(代表取締役)
- 寺島広大さん@Zabbix Japan LLC(代表)
イベントの動画はYouTubeにて配信しています。
自己紹介
パネリストの皆さんの自己紹介です(4:35から)。(https://www.youtube.com/embed/gp1ZNYzO5Vk?start=275)
自社サービスでできる変わった監視方法、対象
ZabbixではIoT的な監視ができたり、ハートビーツ社はビジネス的なKPIの監視も行っているなど面白い話があります(15:44から)。 (https://www.youtube.com/embed/gp1ZNYzO5Vk?start=944)
監視のアンチパターンはありますか?
お客様の監視設計についてや、各事業部がサイロ化してしまっていて、監視も部署毎に分かれてしまっていることなどが挙がっています(31:18から)。(https://www.youtube.com/embed/gp1ZNYzO5Vk?start=1878)
分散型システム、マイクロサービスへの対応
DatadogではAWS Lamdaなどに対応した方法が想定されていたり、クラウドのログシステムからデータを取得するアプローチが多いようです(48:23から)。 (https://www.youtube.com/embed/gp1ZNYzO5Vk?start=2903)
セキュリティ品質向上において、監視で実施できることはありますか?
Zabbixではセキュリティ面についても検討が進められていたり、Datadogではリアルタイム脅威検知といった機能の紹介がありました(1:05:19から)。(https://www.youtube.com/embed/gp1ZNYzO5Vk?start=3919)
オンコール対応のお勧め
ハートビーツ社の24時間体制の確立や一次対応のマニュアル化について、Zabbixではメールやチャットへの通知が増えているというお話です(1:18:04から)。(https://www.youtube.com/embed/gp1ZNYzO5Vk?start=4684)
セッションは31:06からになります。梶原さんにはEC-CUBEを15年以上にわたって提供されてきた中で感じるEC業界の変化や、ASPなどとの違いについてお話いただきました。EC-CUBE社はわずか15名ながらもオープンソース・ソフトウェアとして、コミュニティの方々と上手にコミュニケーションしながら開発を進めている様子がうかがい知れます。
まとめ
監視といってもクラウド、専業、ソフトウェアと様々なアプローチがあるのが分かってもらえるはずです。いずれの選択肢を選ぶにしても、緊急時の通知や対応のマニュアル化、リスク評価が大事になってくるでしょう。
blastengineではMonitoring Night Panel限らず、プログラマーやエンジニアの方にとってためになるイベントを開催していきます。ぜひconnpassページをチェックしてください。