SMTP・API連携で高速メール配信するならブラストエンジン

GoQSystemに「blastengine」を設定してメールを送信する方法

更新日: メールリレー

ネットショップを運営していると、「発送完了メールが届いていない」「注文確認メールが迷惑メールに入ってしまった」といった問い合わせを受けた経験がある方も多いのではないでしょうか。

GoQSystemでは、受注ステータスに応じて自動でメールを送信できる便利な機能が備わっていますが、より確実に、そして高い到達率でメールを届けたい場合は、メール配信のインフラを見直すことが重要です。そこでおすすめなのが、メール配信システム「blastengine(ブラストエンジン)」との連携です。blastengineはメールを高速かつ確実に届けることができるサービスで、メール到達率の改善に役立ちます。

本記事では、GoQSystemとblastengineを連携する方法を図解を交えて詳しく解説します。

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GoQSystem × blastengine

GoQSystemとblastengineを組み合わせることで、メール送信の信頼性と到達率をさらに高めることができます。

GoQSystem(ごくーしすてむ)は、株式会社GoQSystemが提供するEC・通販事業者向けの受注・在庫・商品管理システムです。複数のECモールや自社サイトの受注情報を一元管理し、業務効率を大幅に改善できる点が評価され、全サービス累計でのご利用者数は55,600社を突破しました。(2025年8月現在)。

GoQSystemとは?

GoQSystemは、受注処理・在庫連動・商品一括登録などの基本機能に加え、出荷連携・帳票印刷・メール自動送信・ステータス管理など、日々の煩雑なEC業務を自動化・省力化できるオールインワンツールとして多くの事業者から支持されています。特にメール自動送信機能は、「注文確認メール」「発送完了メール」「フォローメール」などのステータスに応じた自動送信設定が可能で、顧客対応の効率化とサービス品質の向上を実現できます。

また、GoQSystemは外部メール送信サービスとの連携機能も充実しており、より高い到達率や安定した配信環境を求める場合、blastengineなどの外部SMTPリレーサービスとの連携が効果的です。

blastengine(ブラストエンジン)とは?

「blastengine」は高い到達率を誇るシステム連携に特化したクラウド型メール配信サービスです。API連携やSMTPリレー形式で接続することで簡単に大量のメールの一斉配信やトランザクションメールなどをを効率的かつ迅速に配信できます。

GoQSystemにblastengineを設定するメリット

GoQSystemとblastengineを連携させることで、以下のようなメリットが得られます。

  • 高い到達率と信頼性
    blastengineのメール配信基盤をインフラを活用することで、企業ドメイン宛のメールだけでなく、Gmailやキャリアメールでも高い到達率を実現できます。
  • GoQSystemの運用はそのままでOK
    GoQSystemのメール送信部分だけをblastengineに切り替えることで、配信の品質を向上させることができます。設定も簡単なので日常業務に負担をかけずに導入可能です。
  • テストメールやログ機能で到達精度を確認可能
    blastengineは送信状況やエラーの内容を管理画面から簡単に確認できるため、トラブル発生時の原因特定や再送処理もスムーズに行えます。

また、blastengineの導入に特別な開発は不要で、GoQSystemのSMTP設定画面に必要な情報を入力するだけで利用を開始できます。専門知識がなくても簡単に設定できる点も多くの企業に選ばれている理由のひとつです。

blastengineの準備

blastengineを使うには、アカウントを作成、SMTP認証情報(ID・パスワード)を取得する必要があります。このセクションでは、その手順を詳しく説明します。

blastengineのアカウント作成

公式サイトから無料でアカウントを作成します。無料トライアルはメールアドレス入力のみでアカウント発行が可能となります。

blastengine公式サイト:https://blastengine.jp/

SMTPユーザー名とSMTPパスワードについての取得方法

blastengineの管理画面にログイン後、画面右上の歯車マークから「設定画面」を開くことができます。

blastengineの設定

SMTPリレーの「確認・変更」から、IDとパスワードを取得することができます。これらの情報を、GoQSystemの送信メールサーバーの設定欄に入力します。

認証方式は「SMTP認証」を選択する必要があるので注意してください。

トライアル環境では配信可能アドレスを設定する

blastengineでは無料で機能検証が行えるようトライアルプランを提供していますが、トライアルプランを利用したスパム行為を防ぐため配信可能アドレスの登録が必要となります。(5件まで)以下の手順で設定が可能です。

  1. スタートアップガイドにアクセス
    blastengineにログイン後、画面上部のメニューから「スタートアップガイド」タブをクリックする
  2. SMTPリレーを選択
    「API連携で試す」「SMTPリレーで試す」という選択肢が表示されるので、「SMTPリレーで試す」を選択する
  3. 配信可能アドレスを登録
    「アドレス登録」ボタンをクリックし、配信を許可するアドレスを入力する

※ビジネスプラン(有料プラン)では、配信可能アドレスの設定は必要ありません。

GoQSystemでblastengineを設定する方法

GoQSystemでblastengineを利用してメールを送信するには、SMTPの接続情報を正しく設定する必要があります。このセクションでは、GoQSystemの管理画面でblastengineを設定する方法を解説します。

GoQSystemのアカウントをお持ちでない場合は、公式サイトから無料お試し(20日間)を申し込むことができます。

GoQSystem公式サイト:https://goqsystem.com/

GoQSystemのSMTP設定画面にアクセスする

GoQSystemの管理画面にログインし、各種設定から「モール詳細設定」をクリックし、SMTPの接続情報を入力する画面に移動します。(上記青線のどちらをクリックしてもOK)

GoQSystemでは各出店モールごとに詳細な設定をすることができます。

基本的には設定方法は同じですが、ここではYahoo!ショッピングの詳細設定画面を例に解説していきます。

編集ロックを解除する

詳細設定ページに以下のようにメールの設定をする箇所があります。ここにblastengineのアカウント情報を入力するだけで連携が可能となります。

編集するためにはまず、編集ロックのチェックを外し各種項目を編集できるようにします。

サーバー名とポート番号を入力する

送信メールサーバー (SMTP)にサーバー名とポート番号を入力することができます。blastengineを利用する場合は以下の情報をご入力ください。

  • サーバー名:smtp.engn.jp
  • ポート番号:587

実際の入力箇所は以下の通りです。

続けて、以下の情報を入力しましょう。

  • SSL認証方式:PLAIN or LOGIN
  • POP before SMTP:利用しない(チェックを入れない)
  • SSL/TLS接続:なし
  • 認証情報:お使いになるID、パスワード
  • メールアカウント:blastengineのSMTPリレーID
  • メールパスワード:blastengineのSMTPリレーパスワード

(参考)blastengineのSMTP設定方法詳細:https://blastengine.jp/smtprelay-setup/

GoQSystemの実際の入力項目に当てはめるとこのような形になります。

このとき、GoQSystemの「メールアカウント」と「メールパスワード」に入力するのは、blastengine側で取得・設定をしたIDとパスワードになります。表示項目に相違がある点はご注意ください。

以上でGoQSystem側の設定も完了となります。

メールの送信とエラーメールの確認方法

設定が完了したら、テストメールを送信して正常に機能するか確認します。ここでは具体的な確認手順とトラブルシューティングについて説明します。

テストメールの送信方法

GoQSystemにはテストメールを送信する機能があります。

blastengineをSMTPサーバーとして設定した後は、送信されたメールが正常に届くかを確認することでテストが完了します。以下のような手順で動作確認を行うとよいでしょう。

  • 自分自身または社内のメールアドレス宛にメールを送信
  • 受信側でメールが届いているかを確認(迷惑メールフォルダ含む)
  • blastengineの管理画面で「配信ログ」や「エラーログ」をチェック
  • ステータスが「成功」または「送信完了」になっていれば問題なし

※本記事の、「トライアル環境では配信可能アドレスを設定する」の章で解説している通り、blastengineのトライアル環境では配信可能アドレスを設定する必要があるためご注意ください。

メール送信結果の確認方法

blastengineの管理画面にログインし、上部メニューの「配信ログ」タブから送信結果を確認することができます。この画面では、以下のような情報が確認できます。

  • 配信ステータス(成功/失敗 など)
  • 送信先アドレス
  • 送信日時
  • エラーコードやその詳細内容(例:ブロック、受信側の拒否など)

メールが届かなかった場合も、この配信ログを確認することで原因の特定や改善に役立てることができます。たとえば、宛先不明(Hard Bounce)、一時的なエラー(Soft Bounce)、迷惑メールフィルタによるブロックなど具体的なステータスに基づいて対応方針を判断できます。

GoQSystemとblastengineを活用する際の注意点

GoQSystemとblastengineを組み合わせて活用する際には、安定的にメールを届けるために押さえておきたいポイントがいくつかあります。以下の注意点を事前に確認しておくことで、運用トラブルを防ぎ、より信頼性の高いメール配信が実現できます。

メール送信数の上限や制限に注意

blastengineの無料プランでは配信可能アドレス数が5件まで、配信通数が月10,000通までの制限があるため注意しましょう。小規模利用であれば問題ないケースもありますが、必要なメール配信通数に応じて有料プランを選択してください。

SPF、DKIM、DMARCの設定(迷惑メール対策)

blastengineを通じて送信されたメールが、正しく認証され、迷惑メールと判定されにくくするために、以下の設定が重要です。

項目目的設定場所
SPF送信元の正当性を証明ドメインのDNSレコードにTXT追加
DKIMメール改ざん防止(電子署名)blastengineで公開鍵取得+DNSに追加
DMARCSPF/DKIMのポリシー制御DNSにTXTレコードでポリシーを設定

blastengineの管理画面ではDKIM作成者署名の設定等が簡単に行えます。その他、SPFの設定やDKIM署名の設定に必要な作業は以下の資料からご確認いただけます。

迷惑メール対策について:https://info.blastengine.jp/spfdkim.pdf

これらを活用することで、特定のニーズに応じた柔軟なメール配信環境を構築できます。それぞれのプラグインの特性を理解し、最適なものを選びましょう。

SMTPリレー・API連携サービス「ブラストエンジン(blastengine)」

ブラストエンジンのキャッチ画像

SPFやDKIMなどGmail送信者ガイドライン対応しており、API連携・SMTPリレーが可能なメール配信システムです。

ブラストエンジンは、SMTPリレーサーバーを使用して、簡単に大量のメールを高速配信することが可能です。さらに、メールサーバーを必要とせず、API経由でメールを送信する仕組みも提供しています。

ブラストエンジンは、サーバーの運用やメンテナンスを行っているため、常に高いIPレピュテーションを維持しながら、安全にメールを送ることができます。以下のような課題がある場合は、ブラストエンジンの利用を検討してみることをおすすめします。

  • EC管理システムからのメールが届かない場合
  • WP Mail SMTPを使ってメールを送信したい場合
  • 自社のIPアドレスやドメインがブラックリストに登録されていて、メールが届かない場合
  • 国内キャリアにメールが届かず、対応方法がわからない場合
  • 自社でメールサーバーを管理・運用したくない場合

また、ブラストエンジンは各メールプロバイダーや携帯キャリアのドメインに最適化されており、大規模なネットワークを経由してメール配信を行うことで、日本国内での到達率を圧倒的に高めています。

利用料金は月額3,000円からとコストパフォーマンスにも優れており、メールだけでなく、日本語での電話サポートにも対応しています。

メールアドレスの入力のみで無料トライアルが可能ですので、まずは気軽にお試しください。

まとめ

GoQSystemは、EC・通販事業における受注・在庫・商品・顧客対応を効率化できる非常に優れた業務管理システムです。そして、そこに高到達率のメール配信システム「blastengine」を組み合わせることで、メール配信品質をさらに引き上げることができます。

  • メールの到達率を上げたい
  • 迷惑メール判定を減らしたい
  • 顧客対応をもっとスマートにしたい

このような課題をお持ちの方には、blastengineの導入が強い味方になります。

blastengineはメール配信の専用インフラとして、GoQSystemともスムーズに連携可能。独自ドメインでの送信や認証設定、配信ログの取得、送達レポート機能なども充実しており、EC運営の信頼性向上に直結します。この機会にぜひ、GoQSystemとblastengineの連携を検討してみてはいかがでしょうか。

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