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HTMLメールとは?Gmailでの使い方とテキストメールとの違いを徹底解説

2024年10月18日 メール配信

メールには、「HTMLメール」と「テキストメール」の2種類があります。

メール配信は、ビジネスコミュニケーションやマーケティングにおいて欠かせないツールとなっており、近年ではHTMLメールの活用が急速に拡大しています。HTMLメールは、視覚的に豊かなデザインやリンク、画像を組み込むことができるため、ユーザーにとっても企業にとっても大きなメリットをもたらします。

一方、専門的なスキルが必要であったり、セキュリティリスクや迷惑メールフィルタへの対応が求められるなど、いくつかの課題も存在します。HTMLメールをうまく活用するためには、そのメリットとデメリットをしっかりと理解し、状況に応じてテキストメールと使い分ける必要があります。

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HTMLメールとは?

HTMLメールとは、文字だけで構成されるテキストメールとは異なり、画像や動画、テキストの色やサイズなどを自由にカスタマイズできるメール形式のことを指します。HTML(Hyper Text Markup Language)を使用して作成されるため、Webページのようにリッチな表現が可能で、視覚的に訴求力の高いメールを作成することができます。

例えば、商品やサービスを紹介する際には、テキストだけでは伝わりにくい情報も、画像や動画を組み合わせることでより効果的に伝えることができるのがHTMLメールの大きな特徴です。

HTMLメールの基本的な構造と仕組み

HTMLメールは、WebページのようにHTMLタグを使って作成されるメール形式です。

メール全体のデザインやレイアウトは、ヘッダー部分で決められ、この部分にはスタイル情報が含まれています。本文には、テキストや画像、リンクなどが配置されており、これらはHTMLタグで装飾されます。最後に、フッターには署名や会社情報、追加のリンクが配置されることが一般的です。

HTMLメールの特徴として、画像やリンクを埋め込むことで視覚的に魅力的なメールを作成できる点が挙げられます。しかし、受信者の環境によってはデザインが崩れることがあるため、事前にテストを行いましょう。

HTMLメールのメリット

HTMLメールには、さまざまなメリットがありますが、主なメリットは以下の3点です。

より受信者の目を引くメールを作れる

HTMLメールは、画像や動画、装飾されたテキストを使用することで、視覚的にインパクトのあるメールを作れます。メールを受け取った人に重要な情報を受け取ってもらいやすく、商品やサービスの魅力を効果的に伝えられます。

開封率・クリック率の向上を期待できる

HTMLメールは視覚的な要素やデザインを活用することで、受信者の興味を引きやすくなります。その結果、開封率やクリック率の向上が見込めます。

リンクボタンや強調されたテキストは、読者に対して次の行動を促す効果があり、マーケティングや営業活動の成果を向上させることが期待できます。

効果測定が容易で改善につなげやすい

HTMLメールは、開封率やクリック率といった効果測定が容易に行える点も大きなメリットです。

どの部分が受信者に響いたかを分析できるので、次回、より効果的なメール配信を行えます。例えば、メールのデザインや内容を調整することで、さらに効果的なマーケティング施策を展開することが可能です。

ブランドの一貫性を保てる

HTMLメールは、ブランドのロゴやカラー、フォントを一貫して使用できるため、受信者に対してブランドイメージを定着させやすくなります。

たとえば、企業の公式カラーやロゴを毎回のメールに含めることで、メールを開封した瞬間に「このブランドのメールだ」と認識してもらいやすくなります。

HTMLメールのデメリット

一方で、HTMLメールにはいくつかのデメリットもあります。

作成に専門的なスキルが必要

HTMLメールの作成には、HTMLやCSSの知識が必要で、テキストメールと比べると、作成に時間がかかります。また、受信者のデバイスやメールクライアントによって表示が異なるため、デザインが崩れないようにするためのテストが必要です。

メール容量が大きくなる

HTMLメールは、画像や動画を含むため、テキストメールと比べてメールの容量が大きくなります。その結果、配信に時間がかかったり、受信者のデバイスや通信環境によっては、メールが正しく表示されなかったりするリスクがあります。

スパムフィルターにかかりやすい

メールクライアントやセキュリティソフトによってはHTMLメールがすべてブロックされたり、迷惑メールとして認識されたりすることがあります。

せっかく時間をかけて作成したメールが届いていない、といったことを防ぐためにも「コードを正しく書く」「DKIM署名を設定」などの迷惑メール防止策が必要です。

スパムフィルターにかからないようにするためにも、メール配信システムを使うことをお勧めします。ブラストメールは迷惑メール防止対策も取られている到達率の高い配信システムなので、フィルター対策も十分でしょう。

HTMLメールとテキストメールの使い分け方

HTMLメールとテキストメールは、目的や受信者の環境に応じて使い分けるのが良いでしょう。

送信目的に応じて使い分ける

1つ目の使い分け方は送信目的です。

商品の紹介やイベントの告知など、視覚的に訴求力を持たせたい場合には、HTMLメールが最適です。画像や動画を用いて視覚的なインパクトを与えることで、受信者の関心を引きやすくなります。

一方で、ビジネスメールや1対1の個別のやり取りには、テキストメールが適しています。テキストメールは、軽量であり、読み手の端末に依存せずに安定して表示されるため、ビジネスコミュニケーションにおいては信頼性が高い形式といえます。

ユーザーの環境に応じて使い分ける

受信者が使用しているデバイスやメールクライアントによっては、HTMLメールが正しく表示されないことがあります。そのため、送信先のユーザーがどのような環境でメールを受信するかを考慮し、適切な形式を選びましょう。

ここでは、受信者がHTMLメールを受け取れないケースを紹介します。以下のケースに当てはまる場合は、テキストメールを送るのが適切でしょう。

ケース1:メールクライアントが対応していない場合

一部の古いメールソフトやシンプルなメールクライアントでは、HTMLメールの表示に対応していないことがあります。この場合、テキストのみが表示され、画像やレイアウトは崩れてしまいます。

ケース2: セキュリティ設定が厳しい場合

企業や一部の個人ユーザーは、セキュリティの観点からHTMLメールの画像やリンクを自動で表示しない設定にしていることがあります。これは、スパムやフィッシング詐欺を防ぐためです。

ケース3: モバイル端末やメールアプリの制限

一部のモバイル端末やメールアプリは、データ節約のためにHTMLメールの一部機能を制限していることがあります。また、画面のサイズやレイアウトの制約で、デザインが崩れることもあります。

マルチパート配信を活用する

メール配信を大量に行いたい時に、受信者側の環境をすべて把握するのは非常に困難です。

そこで、両方の利点を組み合わせた配信方法として、マルチパート配信があります。これは、1つのメールにHTMLとテキストの両形式を含め、受信者の環境に応じて自動的に適切な形式が表示される仕組みです。

マルチパート配信を活用することで、HTMLメールが表示できない環境でも、テキストメールが代わりに表示されるため、重要な情報が確実に届きます。

マルチパート配信の設定方法や使い方についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。

関連記事:マルチパートメールって何?メルマガ配信で使う方法も公開します!

HTMLメールはGmailで送信できる?

Gmailを使ってHTMLメールを送ることは可能です。ただし、少し工夫が必要です。やり方を複数紹介しますので、自分に合った方法で作成してみてください。

方法1: HTMLをメールの本文に直接貼り付ける

  1. HTMLファイルを作成: メモ帳やエディタ(VSCodeなど)でHTMLコードを書きます。
  2. ブラウザで表示: HTMLファイルをブラウザで開いて、ページが正常に表示されていることを確認します。
  3. ブラウザで内容をコピー: ページ上の表示された内容をすべて選択し、右クリックして「コピー」します。
  4. Gmailで新規メール作成: Gmailで新規メールを作成します。
  5. 内容を貼り付け: メール本文にコピーした内容を貼り付けます。HTMLメールがそのままGmailのメール本文として表示されます。
  6. 送信: 必要に応じて件名や送信先を設定してメールを送信します。

この方法は自分ですべて作り上げるので自由度が高いですが、コードについての知識とスキルが必要です。はじめて作成する人にはかなり難しいでしょう。

方法2: Gmailの開発者ツールを使ってHTMLを挿入する

この方法では、Gmailの開発者ツールを使って直接HTMLコードをメール本文に挿入します。

  1. Gmailで新規メールを作成: Gmailを開き、「新規作成」をクリックしてメール作成画面を表示します。
  2. 簡単なメッセージを入力: メール本文に簡単なテキストを入力します(例えば「HTMLメールを送信」と入力)。
  3. 開発者ツールを開く: メール本文にカーソルを置いたまま、ブラウザの「開発者ツール」を開きます。Google Chromeでは、右クリックして「検証」を選択します。
  4. HTMLコードを編集: 開発者ツール内で「<div>」タグを探し、メール本文のテキストが表示されている場所を見つけます。テキスト部分を自分のHTMLコードに置き換えます。
  5. 編集を確定: 開発者ツール内での編集が終わったら、Gmailのメール作成画面に戻り、そのままメールを送信します。

メール配信システムを利用してHTMLメールを簡単作成&一斉送信

GmailでHTMLを作成するのは可能ですが、時間も専門知識も必要です。また、Gmailでは送信者ガイドラインの内容に触れてしまい、一斉送信ができません。もっと手軽にHTMLメールを作成し、多くの人に届けたい場合はメール配信システムを使いましょう。

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ブラストメールは、14年連続で顧客導入シェア1位を獲得している信頼性の高いメール配信システムです。さまざまな業種や官公庁でも利用されており、定番のメール配信システムとして広く知られています。

HTMLメールエディタはもちろん、迷惑メール対策機能や効果測定、セグメント配信など、基本的な機能はすべて揃っています。最も安いプランなら、月額4,000円で導入することができます。

豊富なテンプレートでハイクオリティなメールがすぐに送れる

豊富なテンプレートも魅力の一つです。ブラストメールには業界別に使いやすいテンプレートがいくつもあり、業種や業態、受信者にあったテンプレートを使用することでHTMLメール作成の手間を大幅に削減できます。

「HTMLメールを作ったことがない」「メールマーケティングにかかるコストを落としたい」「たくさん機能があっても使いこなせない」といった方にはブラストメールがおすすめです。

無料トライアルも用意されているので、まずは試してみることをお勧めします。

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よくある質問

ここでは、HTMLメールに関してよく寄せられる質問に対して、わかりやすくお答えします。

Q.HTMLメールとテキストメール、どちらを使うべき?

A. 使うべきメール形式は、送信する目的やターゲット、受信者の環境によって異なります。

視覚的に訴求したい場合や、商品やサービスのプロモーションには、HTMLメールが効果的です。一方、ビジネスでのやり取りや、1対1のコミュニケーションには、シンプルで安定して表示されるテキストメールが適しています。また、受信者の環境が古い場合も、テキストメールのほうが適切でしょう。

Q.HTMLメールの作成は難しい?

A. HTMLメールの作成は、使用するツールやサービスによって難易度が変わります。

初心者向けのツールやサービスを利用すれば、コーディングの知識がなくても直感的な操作でデザイン性の高いメールを作成できます。例えば、ブラストメールは、初心者でも簡単に操作できる機能を備えており、HTMLメールのテンプレートも豊富に取り揃えられています。

逆に、より高度なデザインや機能を求める場合は、配配メールのような上級者向けのツールがおすすめです。

Q.HTMLメールのセキュリティ対策はどうすればいい?

A. HTMLメールにはセキュリティリスクが伴いますが、適切な対策を講じることでそのリスクを軽減できます。

まず、信頼できる送信元からのメールであることを証明するために、ドメイン認証を行うことが重要です。これにより、迷惑メールフィルタに引っかかるリスクを低減できます。

また、HTMLメールに含まれるリンクやスクリプトに細心の注意を払い、受信者が安心してメールを開けるようにしましょう。

まとめ

HTMLメールとテキストメールには、それぞれ特性があり、適切に使い分けることで効果的なコミュニケーションが可能になります。HTMLメールは視覚的に訴求力があり、プロモーションや商品紹介に最適ですが、テキストメールは安定した表示が求められるビジネスコミュニケーションに向いています。

HTMLメールの作成には、初心者向けから上級者向けまでさまざまなツールやサービスがあり、自分のニーズやスキルレベルに合わせて選びましょう。また、セキュリティ対策をしっかりと行うことで、受信者にとって信頼性の高いメール配信が可能になります。

これらのポイントを押さえつつ、目的に応じたメール形式とツールを選び、効果的なメール配信を実現してください。

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