Twilio SendGridとは?構造計画研究所(KKE)経由の契約・料金・日本語サポートを解説

「Twilio SendGridを導入しよう」と情報を集め始めると、必ずと言っていいほど目にするのが「構造計画研究所」や「KKE」という名前です。公式サイトを開いたはずなのにドメインが sendgrid.kke.co.jp になっていて、「これは本物のSendGridなのか?」「Twilioと構造計画研究所はどういう関係なのか?」と戸惑った経験を持つエンジニアや情シス担当者は少なくありません。
結論から言えば、構造計画研究所(KKE)は、同社およびTwilioの公表によればTwilio SendGridの国内唯一の正規代理店です。日本でSendGridを日本語サポート・日本円決済つきで使う場合、日本語での契約・サポート窓口としてはKKEが中心的な選択肢となります。ただし、SendGridの契約先はKKEだけではなく、Azure・Heroku・米国本家などいくつかの入り口があり、どこで契約するかによって受けられるサポートや支払い方法が変わるという、意外と見落としがちな落とし穴があります。
本記事では、Twilio SendGridの基礎から、構造計画研究所(KKE)が果たす役割、契約先ごとの違い、2026年8月時点の料金プラン、そして導入前に知っておきたい注意点までを一気に整理します。あわせて、代理店を介さず日本語サポートを受けられる国産の選択肢についても触れるため、SendGridの導入検討・比較の材料としてご活用ください。
※本記事は、メール配信サービス「blastengine」を提供する株式会社ラクスライトクラウドが運営しています。

目次
Twilio SendGridとは?Twilio傘下の開発者向けメール配信サービス
Twilio SendGrid(トゥイリオ・センドグリッド)は、アメリカのTwilio社が提供するクラウド型のメール配信サービスです。もともとは「SendGrid」という独立したサービスでしたが、2019年にクラウドコミュニケーション大手のTwilio社に買収され、現在は「Twilio SendGrid」というブランドで提供されています。検索時に「Twilio SendGrid」と「SendGrid」が混在しているのは、この経緯によるものです。
最大の特徴は、メールサーバーの構築・運用が不要で、APIやSMTPリレーによってシステムから直接メールを送信できる点にあります。自社でメールサーバーを立て、IPレピュテーション(送信元の評価)を管理し、バウンス(宛先不明などのエラー)を処理する——こうした専門性の高い運用業務を、SendGrid側のインフラに任せられます。
トランザクションメールとマーケティングメールの両方に対応
SendGridが扱うメールは、大きく2種類に分かれます。
- トランザクションメール: 会員登録の完了通知、パスワード再設定、注文確認、発送通知など、システムの動作に連動して1通ずつ自動送信されるメール
- マーケティングメール: メールマガジンやキャンペーン告知など、多数の宛先に一斉配信するメール
トランザクションメールはAPIやSMTPリレーで、マーケティングメール(一斉配信)はブラウザ上の管理画面から、それぞれ送信できます。つまり、開発者がシステムに組み込む用途と、マーケターが画面操作で使う用途の両方をカバーしているのがSendGridの強みです。
世界規模の配信インフラ
SendGridは全世界で膨大な量のメールを処理してきた実績を持ちます。SendGrid公式(構造計画研究所)の情報では、月間2,000億通以上を処理する強力なインフラを備えているとされ、1時間あたりの送信通数にも特段の制限は設けていないと案内されています。大量配信や急なスパイク(送信量の急増)が発生するサービスでも、送信基盤がボトルネックになりにくい設計になっています。
Gmailをはじめとする主要なメールプロバイダの動向にも継続的に対応しており、送信ドメイン認証(SPF/DKIM)にも標準で対応しています。世界中のマーケターやエンジニアに広く支持されているのは、この到達性とインフラの信頼性が背景にあります。
「構造計画研究所(KKE)」とは?SendGrid国内唯一の正規代理店
ここで本題の「構造計画研究所(KKE)」です。SendGridを日本語で調べていると sendgrid.kke.co.jp というドメインの公式サイトに行き着きますが、この「kke」こそが株式会社構造計画研究所(Kozo Keikaku Engineering、略称KKE)を指しています。
構造計画研究所は、クラウド型メール配信サービス「Twilio SendGrid」の国内唯一の正規代理店とされています。2013年12月にSendGrid社(当時)と業務提携し、日本市場向けにSendGridの提供を開始しました。「SendGrid KKE」という検索ワードが生まれるのは、日本でSendGridを契約・運用する多くのユーザーが、この構造計画研究所を窓口にしているためです。
KKEが提供する「日本向けサービス」の中身
米国発のサービスをそのまま使う場合、ドキュメントもサポートも英語、決済もドル建て——というハードルが立ちはだかります。構造計画研究所は、このハードルを取り除く役割を担っています。具体的には、次のような日本向けの対応を提供しています。
- 日本語ドキュメント: 管理画面の操作方法やAPI仕様などを日本語で参照できる
- 日本語サポート: 150記事を超える日本語FAQ、AIチャット、サポートエンジニアによるメールサポート
- 日本円決済・請求書払い: ドル建てではなく日本円で支払え、請求書払いにも対応(請求書払いはProプラン)
- 使い方セミナーの開催やブログ・SNSでの情報発信
「機能は世界標準のSendGrid、サポートと商習慣は日本仕様」——これがKKE経由でSendGridを使う基本的な立ち位置です。
なぜ検索すると必ず「KKE」が出てくるのか
SendGridのアカウントは、実は複数のリセラーパートナー(再販業者)が発行・管理しています。日本国内向けに独自の公式サイト・料金ページ・サポート窓口を整備しているのが構造計画研究所であるため、日本語で「SendGrid」を検索すると、KKEのサイトやKKE発の情報が上位に表示されやすくなっています。「Twilio SendGrid」で調べているのに「構造計画研究所」が出てくるのは、こうした国内の提供体制によるものだと理解しておくと混乱しません。
SendGridの契約先はどこがいい?リセラーごとの違いに注意
SendGrid導入で最も見落とされがちなのが、「どこで契約するか(契約先=リセラー)によって、受けられるサポートや支払い方法が変わる」という点です。SendGridはクラウドサービスなので、インターネット環境さえあればどの契約先のアカウントでも利用できますが、サポートの範囲は契約先ごとに区切られています。主な契約先(リセラー)は次のとおりです。
| 契約先(リセラー) | 日本語サポート | 主な支払い方法 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| 構造計画研究所(KKE) | あり(メール) | 日本円・請求書払い | 国内唯一の正規代理店。日本語ドキュメント・FAQが充実 |
| Microsoft Azure(Marketplace) | KKE対象外 | Azure課金に統合 | Azureの請求にまとめられるが、KKEの日本語サポートは受けられない |
| Heroku(アドオン) | KKE対象外 | Heroku課金に統合 | 手軽に追加できるが、KKEの日本語サポートは受けられない |
| Google Cloud(GCP) | KKE対象外 | GCP課金に統合 | クラウド課金に統合できるがサポートは契約先/米国側 |
| sendgrid.com(米国直) | KKE対象外 | クレジットカード(ドル建て) | すべて英語。日本語サポートは受けられない |
※上表は、構造計画研究所のサポートページに公開されている情報(2026年8月時点)に基づきます。
KKE経由のメリット:日本語サポートの「対象」になれる
構造計画研究所の日本語サポートを受けられるのは、KKE経由で契約した人(またはKKE経由での契約を検討中の人)に限られます。裏を返せば、AzureやHeroku、米国本家などKKE以外の入り口で契約したアカウントは、原則としてKKEのサポート対象外です。
「Azure上のシステムからSendGridでメールを送りたいから、SendGridもAzure Marketplaceで契約しなければならない」と考えてしまいがちですが、これは誤解です。Azure環境からでも、KKEで契約したSendGridアカウントを使うことは可能であり、契約先とインフラの組み合わせに制約はありません。日本語サポートを重視するなら、あえてKKEを契約先に選ぶという判断は十分に合理的です。
他リセラー・直契約の注意点
一方で、AzureやHerokuのアドオンとして手軽に導入した場合、後から「日本語で問い合わせたい」と思っても、KKEのサポートは利用できません。契約先または米国SendGridのサポート(英語)を頼ることになります。導入の手軽さだけで契約先を決めると、運用フェーズでサポートのギャップに直面することがあるため、「どこで契約するか」は導入前に必ず確認すべきポイントです。
Twilio SendGrid(KKE)の料金プランを解説【2026年最新】
ここからは、構造計画研究所(KKE)が提供する日本国内向けの料金プランを見ていきます。SendGridの料金は、「月額の基本使用料」+「月間上限通数を超えた分の従量課金」という構成です。初期費用は0円で、プランは契約中いつでも変更できます。プランは大きく「Essentials(エッセンシャル)」と「Pro(プロ)」の2系統に分かれます(以下はいずれも税抜表示)。
| プラン | 月間上限通数 | 基本使用料(月額) | 上限超過時(1通あたり) |
|---|---|---|---|
| Essentials 50K | 5万通 | 3,000円 | 0.200円 |
| Essentials 100K | 10万通 | 5,400円 | 0.132円 |
| Pro 100K | 10万通 | 14,000円 | 0.165円 |
| Pro 300K | 30万通 | 37,500円 | 0.137円 |
| Pro 700K | 70万通 | 75,000円 | 0.117円 |
| Pro 1.5M | 150万通 | 125,000円 | 0.089円 |
| Pro 2.5M | 250万通 | 165,000円 | 0.071円 |
※本記事の料金・仕様・サポート体制に関する記述は、2026年8月時点でSendGrid公式サイト(構造計画研究所)および同社サポートページに公開されている情報に基づきます。最新の情報は必ずSendGrid公式サイトの料金プランページをご確認ください。
EssentialsとProの機能差はどこにあるか
同じ10万通でもEssentials 100K(5,400円)とPro 100K(14,000円)で価格が倍以上違うのは、使える機能に差があるためです。主な違いは次のとおりです。
- 固定IPアドレス: Proのみ利用可能(Essentialsは共有IP)
- 子アカウント(サブユーザ): Proのみ
- SSO(シングルサインオン): Proのみ
- 請求書払い: Proのみ(Essentialsはクレジットカード払い)
- Teammate(アカウント共有メンバー): Essentialsは3アカウントまで、Proは1,000アカウントまで
- Event Webhookの通知先: Essentialsは2つまで、Proは5つまで
到達性やメンテナンス性の観点から、KKEでは基本的にProプランが推奨されています。特に固定IPは大量配信時の到達率の安定に関わるため、送信量が多い、または重要なトランザクションメールを扱う場合はProが現実的な選択肢になります。
従量課金とオプションの「見えにくいコスト」に注意
料金表の額面だけで判断すると、実際の請求額とのギャップに驚くことがあります。従量課金型サービス共通の落とし穴です。
たとえば、Essentials 50K(月5万通・3,000円)を契約して、ある月に10万通を送信したとします。超過分は5万通、超過料金は1通0.200円なので、単純計算で次のようになります。
3,000円(基本使用料)+ 50,000通 × 0.200円(超過分)= 13,000円
同じ10万通でも、はじめからEssentials 100K(5,400円)を契約していれば5,400円で収まります。このように、上限を恒常的に超える運用なら、プランを見直すことで大きくコストを下げられる場合があります。
ただし、上位プランが常に安くなるわけではない点にも注意が必要です。たとえばEssentials 100Kで15万通を送った月は「5,400円+50,000通×0.132円=12,000円」ですが、これをPro 100Kに変更すると「14,000円+50,000通×0.165円=22,250円」となり、かえって高くなります。
さらにSendGridでは、マーケティングキャンペーン機能の宛先追加(2,000件を超えると1万件あたり月1,500円)や、固定IPの追加(Proで1つあたり月4,300円)など、機能に応じたオプション料金も発生します。「基本使用料=毎月の支払い」ではないことを前提に、想定送信量とオプションを含めて実額で試算することが重要です。
【重要】Freeプラン終了と無料トライアルの変更点
SendGridの導入検討で近年最も注意すべきなのが、無料で使い続けられる「Freeプラン」が終了したことです。かつてSendGridは1日100通まで無料で送信できるFreeプランを提供していましたが、2026年3月31日をもってFreeプランの提供は終了しました。
現在は、Freeプランに代わって60日間の無料トライアルが用意されています。トライアルの主なポイントは次のとおりです。
- Essentialsプラン相当の機能をすべて試せる
- ただし「送信できるのは1日100通まで」「Event WebhookのPOST先は1つまで」などの制限がある
- トライアル期間が終了すると、メール送信ができなくなる
- 自動では有料プランに移行しない(継続利用するには自分でプラン変更が必要)
「無料でずっと少量のメールを送り続ける」という使い方は、現在のSendGridではできなくなっている点に注意してください。恒常的な無料運用を前提に検討していた場合は、有料プランへの移行、あるいは他サービスとの比較が必要になります。
Twilio SendGrid導入前に知っておきたい注意点
高性能でグローバルに実績のあるSendGridですが、日本の現場で使ううえで事前に把握しておきたい制約もあります。導入後に「思っていたのと違う」とならないよう、次の3点は特に確認しておきましょう。
電話サポートがなく、有人対応はメールのみ
構造計画研究所(KKE)は、150記事を超えるFAQやAIチャットといった自己解決の手段を整備していますが、有人での問い合わせ手段はWebフォーム(メール)のみで、電話でのサポートは提供されていません。代表電話などに問い合わせても取り次ぎは行っていない旨が公式に案内されています。
また、KKEのサポート受付時間は営業日の9:00〜17:00です。時間外や休日は、米国SendGridのサポート(英語・24時間365日)を利用することになります。なお、後述するblastengineの電話窓口も土日祝を除く10:00〜17:00であり、24時間の日本語有人対応が必要な場合は、いずれのサービスでも別途の運用設計が必要です。「障害発生時に日本語で電話ですぐ相談したい」というニーズがある場合は、有人窓口のチャネルと受付時間が自社の運用要件に合うかを見極めてください。
個人利用はできない(法人向けサービス)
SendGridは法人向けのサービスであり、個人での利用は受け付けていません。個人事業主や個人開発者の方が個人名義で契約することはできない点に注意が必要です。あくまで企業のシステムやサービスに組み込む用途を前提としたサービスと考えておきましょう。
一部に米国基準(課金・サポート時間)が残る
日本向けのドキュメント・サポートは充実しているものの、大元は米国のサービスです。利用料は日本標準時を基準に算出されますが、マーケティングキャンペーンの利用料は米国時間(PST)が基準になるなど、細部でグローバル基準が残ります。サポート時間外は英語対応になることも含め、運用ルールが自社の要件と合致するかを事前に確認しておくとよいでしょう。
国内キャリア・ISPへの到達率を重視するなら「国内最適化された配信基盤」も選択肢
料金やサポートと並んで、あるいはそれ以上に重要なのが「そのメールが日本の受信者にきちんと届くか」という到達率の問題です。そしてこの観点は、グローバル基盤か国内最適化基盤かで設計思想が分かれる領域でもあります。
なぜ「国内宛の到達率」が別の論点になるのか
SendGridのようなグローバルサービスは、世界中の受信環境を対象にした標準的な到達性設計に強みを持ちます。一方、日本国内の配信には、世界標準だけではカバーしきれない固有の事情があります。
- キャリアメールの存在: docomo・au・SoftBankといった国内携帯キャリアは、それぞれ独自の受信ポリシーとフィルタリング基準を持っている
- スロットリング(流量制限): 短時間に大量のメールを送ると、キャリア側で受信が絞られ、配信が滞留・失敗することがある
- IPの「育て方」の違い: グローバルに通用するIPレピュテーションの考え方が、国内キャリア宛にそのまま当てはまるとは限らない
特に一般消費者向けのサービスでは、いまだにキャリアメールアドレスの登録比率が無視できない水準で残っているケースが少なくありません。宛先リストにキャリアメールが一定割合含まれる場合、「グローバルでの到達実績」だけでは自社の配信品質を判断しきれないということです。
自社に当てはまるか、3つの観点で確認する
到達率の観点でサービスを選ぶ際は、次の3点を自社の状況に照らして確認してください。
- 宛先ドメインの構成: Gmail・Outlookなどが中心か、それともキャリアメールが一定割合を占めるか
- 送信パターン: 毎日一定量を送る定常型か、災害通知・速報・キャンペーンのように普段は送らず突発的に大量送信するスパイク型か(スパイク型はIPのウォームアップが効きにくく、スロットリングの影響を受けやすい)
- 不達時の切り分け体制: 「いつ・どの宛先で・どんなエラーが起きたか」をすぐ確認でき、日本語で相談できるか
このうち1と2に当てはまる場合、国内キャリア・ISPへの最適化を明示しているサービスを候補に入れる価値が高くなります。
blastengineが国内向けに行っている最適化
blastengineは、この国内固有の課題に的を絞って設計された国産のメール配信サービスです。具体的には、次のような構造的な特徴を持っています。
- キャリア・ISPへの個別送信ロジック: 宛先ドメインごとに、各社の受信ポリシーに合わせて配信方法を最適化
- 姉妹サービスで蓄積した配信データ: 導入社数27,000社のブラストメールで培った配信ノウハウをもとに基盤を構築 ※
- IPレピュテーション管理とウォームアップ不要の共有IP: 到達状況を継続的にモニタリングし、品質の高いIPを提供。利用企業側でIPを「育てる」運用が不要
- 国内データセンター・冗長化構成: 稼働率99.99%以上、サービス停止を伴うメンテナンスなし
- バウンスメール自動対応: エラー原因を特定し、再送・配信停止処理を自動で実施
※ブラストメール・blastengineの合算実績。導入社数シェア15年連続No.1(デロイト トーマツ ミック経済研究所「ミックITリポート2025年8月号:クラウド型eメール一斉配信サービスの市場動向と中期予測(売上高/アクティブ法人顧客数)」より)
これらの結果として、blastengineは日本国内宛で99%以上の到達率(自社調べ)を実現しています。
実際に国内キャリアへの到達が改善した事例
日本アイ・ビー・エム株式会社は、地方自治体向けの災害対応システムのメール配信基盤としてblastengineを採用しています。導入前は、それまで利用していた一斉配信の仕組みでドコモ宛に2,000〜3,000通を送信するとスロットリングがかかり、メールが送れなくなる事象が発生。一度トラブルが起きると、対応範囲の洗い出しからリカバリー、事後処理まで含めて80時間の稼働がかかることもあったといいます。
blastengine導入後はスロットリングの問題に遭遇しなくなり、この対応工数そのものが不要になりました。普段はほとんど送信せず、災害時に一気に大量配信するというスパイク型の配信傾向に、共有IPでウォームアップ不要という設計が合致した事例です。
同様に、読売新聞東京本社の「緊急速報メール」でも、自社運用のメール配信サーバーからの移行先としてblastengineが採用されています。
到達率で選ぶときの比較の視点
| 確認すべき観点 | グローバル型サービス(SendGrid等) | blastengine |
|---|---|---|
| 設計の主眼 | 世界中の受信環境を対象にした標準的な到達性 | 日本国内の受信環境への最適化 |
| 国内キャリア個別対応 | 公表情報では明示なし | キャリア・ISPごとの個別送信ロジックを明示 |
| IPの扱い | 共有IP(固定IPはProプランのオプション) | 共有IP。利用企業側でのウォームアップ運用は不要 |
| データセンター | グローバル | 日本国内 |
| 不達時の相談窓口 | 有人はメールのみ(KKE経由・営業日9:00〜17:00) | 電話・メール(電話は土日祝を除く10:00〜17:00) |
※2026年8月時点の各社公開情報に基づく比較です。到達率は宛先ドメインの構成、送信内容、送信頻度、ドメイン認証の設定状況などによって変動するため、いずれのサービスでも一律の結果を保証するものではありません。
どちらが優れているかは、送る相手と送り方によって変わります。 海外の受信者が多い、あるいはGmail中心の配信であればグローバル型で十分なケースも多くあります。一方で「Gmailやキャリアメールへの未達・遅延が実際に起きている」「大量配信のたびに滞留する」といった課題を抱えているなら、国内最適化された基盤を実際に試して比較する価値は高いはずです。blastengineはメールアドレスの入力のみで無料トライアルを開始でき、有料プランへの自動移行もないため、まずは自社の宛先リストで実測してみることをおすすめします。
日本語サポートを重視するなら国産のメール配信サービスも活用する
ここまで見てきたように、Twilio SendGridは世界標準の高性能なメール配信サービスであり、構造計画研究所(KKE)によって日本語サポートや日本円決済といった日本向けの体制も整えられています。到達率に加えて、「電話での問い合わせができない」「有人サポートは平日日中のみ」「個人名義では契約できない」「契約先による違いが分かりにくい」といった点が気になる場合も、代理店を介さず提供事業者と直接やり取りできる国産のメール配信サービスを比較検討する価値があります。
おすすめのメール配信システム「blastengine」

blastengine(ブラストエンジン)は、お客様のシステムとSMTPリレーやAPIで連携することで、一斉配信やトランザクションメールを簡単に行える、開発者向けの国産メール配信サービスです。SendGrid同様にメールサーバーの構築・運用が不要で、面倒な送信基盤の管理からエンジニアを解放します。SendGridの「契約先による違い」に悩んでいる方にとっては、提供事業者と直接やり取りできる分かりやすさが魅力です。
- 日本国内宛で99%以上の高いメール到達率(自社調べ): 国内キャリア・ISPごとに最適化した個別送信ロジックにより、到達率の向上を図る
- API連携・SMTPリレー: 既存システムへの組み込みが容易で、RESTful APIとSMTPリレーの両方に対応
- SPF/DKIM/DMARC対応: 送信ドメイン認証に標準対応し、なりすましのリスクと迷惑メール判定のリスクを低減
- バウンスメール自動対応・IPレピュテーション管理: エラー処理や送信者評価の維持をサービス側で自動化
- 日本語テクニカルサポート(電話・メール): 電話でも相談できる日本語サポート体制(電話受付:土日祝を除く10:00〜17:00)
初期費用は無料で、月額3,000円(1万通)から利用できます。1,500万通/時の配信性能を備え、大量配信でも安定して届けられるため、Gmailやキャリアメールへの未達・遅延といった課題を根本から解消したい企業に適しています。メールアドレスの入力のみで無料トライアルが可能ですので、まずは気軽に試してみてください。
ブラストエンジン公式サイト:https://blastengine.jp/
まとめ
Twilio SendGridは、APIとSMTPリレーによってシステムからメールを送れる、世界標準の高性能なメール配信サービスです。そして日本でSendGridを使う際に必ず登場する「構造計画研究所(KKE)」は、SendGridの国内唯一の正規代理店として、日本語サポート・日本円決済・請求書払いといった日本向けの提供体制を担っています。
導入検討にあたっては、次のポイントを押さえておきましょう。
- SendGridは契約先(KKE/Azure/Heroku/米国直など)によってサポート範囲や支払い方法が変わる。日本語サポートを受けるならKKE経由の契約が基本
- 料金は基本使用料+従量課金。上位プランが常に安いとは限らないため、想定送信量とオプションを含めた実額で試算する
- Freeプランは2026年3月31日で終了し、現在は60日間の無料トライアルのみ。無料での継続運用はできない
- KKEの有人サポートはメールのみ・営業日9〜17時、かつ個人名義での契約は不可(法人向け)
- 宛先にキャリアメールが多い、または突発的な大量配信がある場合は、国内キャリア・ISPへの最適化を明示しているサービスとの比較検討が有効
これらの条件が自社の運用要件と合うかを確認したうえで、まずは無料トライアルで実際の使い勝手を試すのが失敗しない進め方です。同時に、電話を含む日本語サポートや分かりやすい契約体制を重視するなら、blastengineのような国産のメール配信サービスも並行して比較し、自社に最適な送信基盤を選びましょう。
FAQ
- Twilio SendGridと構造計画研究所(KKE)はどういう関係ですか?
- 構造計画研究所(KKE)は、Twilio SendGridの国内唯一の正規代理店とされています。2013年から日本市場向けにSendGridを提供しており、日本語ドキュメント・日本語サポート・日本円決済・請求書払いなどに対応しています。日本でSendGridを日本語環境で契約・運用する場合の主要な窓口となっています。
- SendGridはどこで契約しても同じですか?
- 機能面やAPI仕様に大きな違いはありませんが、契約先(リセラー)によってサポート範囲や支払い方法が変わります。構造計画研究所(KKE)の日本語サポートを受けられるのはKKE経由で契約した場合に限られ、AzureやHeroku、米国sendgrid.com経由の契約は原則としてKKEのサポート対象外です。
- SendGridの無料プラン(Freeプラン)は今も使えますか?
- いいえ。1日100通まで無料だったFreeプランは2026年3月31日で終了しました。現在は60日間の無料トライアル(Essentialsプラン相当、1日100通までなどの制限あり)が利用できます。トライアル終了後は自動で有料移行しないため、継続利用には自分でのプラン変更が必要です。
- SendGridは個人でも利用できますか?
- SendGridは法人向けのサービスであり、個人での利用は受け付けていません。個人名義で契約したい場合は、個人でも利用できる別のメール配信サービスを検討する必要があります。
- SendGridの日本語サポートは電話で受けられますか?
- 構造計画研究所(KKE)の有人サポートはWebフォーム(メール)のみで、電話サポートは提供されていません。受付時間も営業日の9:00〜17:00に限られます。電話を含む日本語サポートを重視する場合は、blastengineなど電話対応のある国産サービスも比較するとよいでしょう(blastengineの電話受付は土日祝を除く10:00〜17:00)。
※SendGrid、TwilioはTwilio Inc.の、Microsoft AzureはMicrosoft Corporationの、Herokuはsalesforce.com, inc.の、Google Cloudは Google LLC の各国における商標または登録商標です。